1. キャラクター転職求人トップ
  2. ブログ一覧
  3. VTuberに向いている人の特徴とは?必要なスキルや性格、適性について

VTuberに向いている人の特徴とは?必要なスキルや性格、適性について

VTuberに向いている人の特徴とは?必要なスキルや性格、適性について
VTuberは、何かを表現することが好きで、地道な作業を続けられる人に向いています。動画配信・編集などのスキルも求められるため、動画制作の経験がある人や2D・3Dのツールを使ったことがある人は、始めやすい仕事といえるでしょう。

この記事では、VTuberの仕事内容や向いている人の特徴、必要なスキル、活躍しやすい性格・適性について解説します。自分がVTuberに向いているか知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

VTuberとはどんな仕事?

VTuberとはどんな仕事?
VTuberとは、バーチャルキャラクターを通して配信や動画投稿、PR活動などを行う仕事です。ゲーム実況や「歌ってみた」などの動画配信だけでなく、企業・自治体のイベントに登場してPRを担当するVTuberも多くいます。

近年は、個人で活動する人だけでなく、企業やプロダクションに所属して活動の幅を広げる人も増えています。エンタメ性の高い仕事であるため、ファンや視聴者を惹きつける個性・表現力が重要です。

また、企画力や発信力といったクリエイティブなスキルも欠かせません。制作・演出・編集など、さまざまな要素が求められることから、VTuberはまさに「総合的な表現力」が試される仕事といえるでしょう。

VTuberに向いている人の特徴

VTuberに向いている人の特徴
VTuberに向いている人の特徴としては、表現することが好きで、継続力や企画力があることが挙げられます。また、コミュニケーション力や自分の声に自信がある人も適性があるといえるでしょう。

表現することが好き


VTuberは、「キャラクターをどのように演じるか」「どのような雰囲気で配信するか」など、演出の自由度が高い仕事です。そのため、自分の考えや世界観を発信することが好きな人に向いています。

同じような企画ばかりでは飽きられてしまうため、常に新しいアイデアや表現を考える柔軟さも求められます。創作や発信が好きな人であれば、その過程を楽しみながら活動を続けられるでしょう。

また、顔を出さずに「キャラクターを通じて自分を表現できる」ことも大きな魅力です。自分自身が前に出るのは苦手でも、感性やアイデアを形にしたい方に適した仕事といえます。

継続力・企画力がある


VTuberは、継続して活動を続けることで少しずつファンが増えていきます。そのため、地道に取り組める人が向いています。

例えば、毎週の配信を欠かさず行ったり、X(旧Twitter)やInstagramで日々の活動を発信したりといった継続力が大切です。

また、「このチャンネルは面白そう」と感じてもらうには企画力も欠かせません。ただ配信を続けるだけでなく、テーマや演出に工夫を加えることでほかのVTuberと差別化し、新たなファンを獲得できます。

最初は視聴者が少なくても、コツコツ活動を続けながら新しい企画に挑戦できる人は、VTuberとして着実に成長できるでしょう。

コミュニケーション能力がある


VTuberは、リスナーとのやり取りやほかのVTuberとのコラボなど、人との交流の場が多い仕事です。そのため、その場の雰囲気を感じ取りながら会話を盛り上げる力や、言葉選びのセンスが求められます。

例えば、ライブ配信ではリスナーからのコメントにすぐ反応し、話題を広げたり、ユーモアのある返しで場を和ませたりすることが重要です。

コラボ配信では、相手の話をきちんと受け止め、的確な相づちを打ちながらテンポよく会話を進める力も欠かせません。コメント対応やトークが得意な人、状況に応じて柔軟に会話を続けられる人は、VTuberとして活躍しやすいでしょう。

声に自信がある


VTuberにとって「声」は、キャラクターの印象を決める大切な要素です。そのため、声質や発声、滑舌に自信がある人はVTuberに向いています。特徴のある声を持っていたり、話すことが好きだったりする人も、自分の声を強みとして活かせるでしょう。

声優やナレーターの経験がなくても、感情表現が豊かであれば十分に活躍できます。例えば、ゲーム配信で思わず笑い声をあげたり、温かいコメントに涙ながらに感謝を伝えたりすることで人間味が伝わり、ファンの心をつかみやすくなります。

声に自信がある人は、自分の個性を活かせるVTuberの仕事に挑戦する価値があるでしょう。

VTuberに必要なスキル・知識

VTuberに必要なスキル・知識
VTuberには、おもに以下3つのスキル・知識が必要です。

・配信・動画制作スキル
・クリエイティブツールの基礎知識
・著作権や肖像権に関する知識

以下で詳しく見ていきましょう。

配信・動画制作スキル


VTuberは動画配信プラットフォーム上で活動するため、動画制作や配信に関わる基本的なスキルが必要です。

例えば、配信ソフト「OBS Studio」を使って音声や映像を設定したり、マイクやカメラなどの機材を正しく扱えたりすると、安定した配信がしやすくなります。

また、「Adobe Premiere Pro」や「DaVinci Resolve」などの動画編集ソフトを使えるようになると、自分で自由に動画を制作でき、外注費も抑えられます。

ユニークな動画を制作できれば、視聴者の印象にも残りやすくなるため、配信や編集のスキルは継続的に磨いていくことが大切です。

クリエイティブツールの基礎知識


VTuberは、バーチャルキャラクターを使って活動するため、2Dや3Dに関する基本的な知識も欠かせません。

2Dモデルを動かすには「Live2D」という技術が一般的に使われており、「Live2D Cubism」などの専用ソフトを使えば、自分でモデルを制作することも可能です。

3Dモデルを制作する場合は、「Blender」や「VRoid Studio」などの3Dソフトを活用するとよいでしょう。

自分でモデルを作らない場合でも、これらのクリエイティブツールについて最低限の知識を持っておくと、制作者とのやり取りをスムーズに進められます。

VTuberにおける2Dと3Dの違いについて、以下の記事で詳しく解説しています。気になる方は、ぜひご一読ください。
≫VTuberの2Dと3Dの違いとは?モデリングや制作工程を徹底解説


著作権や肖像権に関する知識


VTuberは他者の音楽や画像、作品などを扱う機会が多いため、著作権や肖像権への理解が欠かせません。

動画プラットフォームの利用規約に反した使い方をすると、収益停止やアカウントの凍結、場合によっては損害賠償を求められるケースもあります。コラボ相手のアバター画像を許可なく使用したり、自分のグッズに流用したりする行為も禁止です。

また、自分の動画が「切り抜き動画」として、無断で編集・収益化されるなどのトラブルも起こり得ます。こうした事態を防ぐためにも、自身のキャラクターや音源を守る意識が大切です。

安心して活動を続けるためにも、著作権や肖像権に関する基本知識をしっかり身につけておきましょう。

VTuberを目指すための準備・ステップ

VTuberを目指すための準備・ステップ
VTuberとして活動を始めたい人は、まず「Live2Dモデル」を制作できるクリエイターに依頼するか、既製モデルを購入し、配信環境を整えることから始めましょう。

最初から高価な機材をそろえる必要はありません。スマートフォンや無料アプリを使って、顔を出さずに配信を体験するだけでも十分です。

慣れてきたら、YouTubeやX(旧Twitter)で小規模な発信を行い、視聴者の反応を観察してみましょう。

自分がVTuberに向いているかを確かめる最短ルートは、「行動→振り返り→改善」を繰り返すことです。経験を重ねるうちに、演技・演出・トークなど自分の得意分野が見えてくるため、まずは一歩を踏み出してみてください。

VTuberに向いていない人の特徴

VTuberに向いていない人の特徴
VTuberは、「PC操作が苦手」「継続するのが難しい」「反応が少ないとすぐに落ち込んでしまう」といったタイプの人には、活動を続けるのが難しい場合があります。

また、短期間でのバズりを狙いすぎたり、過度に承認を求めたりすると、思うような結果が出ないときにモチベーションを保てなくなるかもしれません。

ただし、VTuberの世界には配信者以外にもさまざまな役割があります。アバターを制作する「モデラー」や、動画編集者、企画・運営など、裏方として活躍できる仕事も豊富です。配信者としての活動が自分に合わないと感じても、別の形でVTuber業界に関わる道は十分にあります。

以下の記事では、VTuberを支える裏方の仕事について紹介しています。気になる方は、ぜひご一読ください。
≫VTuberを裏方として支えたい!VTuberに関連する仕事の種類を解説

VTuberに向いている人が活躍できるほかの仕事について

VTuberに向いている人が活躍できるほかの仕事について
VTuberに向いている人は、「動画編集者」「マネージャー」「声優・ナレーター」としても活躍できる可能性があります。

編集力や企画・調整力がある人、声に自信がある人は、これらの仕事に適性があるでしょう。

動画編集者|編集力を活かせる


編集スキルを持っている人は、VTuberを支える「動画編集者」として活躍する道もあります。動画編集者は、収録された映像にテロップや効果音、BGMなどを加え、視聴者が楽しめる動画に仕上げる仕事です。

VTuber活動で培った「配信のテンポ感」や「映像の流れを工夫する力」は、そのまま構成スキルとして動画編集に活かせます。さらに、リスナーを飽きさせないための企画力や発想力も大きな強みになるでしょう。

裏方として作品を形にする達成感も得られるため、構成力やクリエイティブな発想に自信がある人は、動画編集者という道も検討してみてください。


マネージャー|企画・調整力を活かせる


企画力や調整力に自信がある人は、VTuberや声優を支える「マネージャー」にも向いています。

マネージャーは、企画運営やスケジュール管理などを通して、表現者が安心して活動できる環境を整える仕事です。VTuberとして活動するなかで培った、配信日程の調整力や企画立案のスキルは、マネージャーとしての業務にもそのまま活かせます。

また、担当するクリエイターが創作に集中できるように、相談役として寄り添う姿勢も大切です。人との信頼関係を築くのが得意であれば、マネージャーとして活躍できるでしょう。

声優・ナレーター|声を活かせる


声に自信がある人は、声優やナレーターの仕事もおすすめです。

これらの仕事は、キャラクターや商品に命を吹き込む表現職であり、VTuberと多くの共通点があります。VTuberとして感情表現や間の取り方を磨くことで、演技やナレーションの分野でも活躍の幅を広げられるでしょう。

アニメやゲームのキャラクターボイス、CMや番組のナレーションなど、声を通して物語や世界観を伝える場面は数多くあります。自分の声を活かしたい人は、VTuber活動とあわせて声優・ナレーターの仕事も検討してみてください。

VTuber関連の求人は「キャラ転」がおすすめ

VTuber関連の求人は「キャラ転」がおすすめ
VTuberは、表現することが好きな人に向いている仕事です。継続力や企画力があり、コミュニケーション力に優れている人、そして声に自信がある人は活躍しやすいでしょう。

また、VTuberを始め、キャラクター・アニメ・映像などの分野で働きたいと考えている人には「キャラ転」の利用がおすすめです。

キャラ転では、キャラクター業界に特化した求人を多数掲載しています。クリエイティブな分野で自分の個性を活かしたい方は、ぜひ登録して新しいキャリアの一歩を踏み出してください。

この記事の監修者

春瀬 拓也
国家資格キャリアコンサルタント/ライター。大手エンターテインメント会社で新卒採用・財務を経験後、転職エージェントにてキャリアアドバイス業に従事。2021年に独立後、若年層向け就職支援機関の専属講師として2,000名以上を支援(講師指名率No.1を複数年にわたり獲得)。人材領域の実務経験を活かし、就活・転職ジャンルの記事執筆を中心にライターとしても活動中。