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キャラクターイラストの描き方ガイド|初心者が上達するためのコツ

キャラクターイラストの描き方ガイド|初心者が上達するためのコツ
「書きたい気持ちはあるのに、いざペンを持つと手が止まってしまう」「何度描いても、理想のイメージと異なる」といった経験がある方は多いでしょう。

この記事では、キャラクター作画に悩む初心者が「これならできそう」と感じられる考え方と描き方のコツを、基礎から詳しく解説します。描くことが楽しくなる第一歩として、ぜひ参考にしてみてください。

キャラクターイラストを描くための準備と考え方

キャラクターイラストを描くための準備と考え方
まずは、キャラクターイラストを描くための準備と、基本的な考え方について解説します。

アナログイラストを描くために必要なもの


アナログイラストを描く際には、主に以下のものが必要です。
鉛筆・シャープペン
  • ・下描きであれば、HB~B程度がおすすめ
  • ・モノクロイラストを描く場合は、2B~3Bがおすすめ
消しゴム・練り消しゴム
  • ・紙を傷めにくい柔らかめの消しゴムがおすすめ
  • ・下描きした線を薄くする際には、練り消しゴムが役立つ
紙(スケッチブック)
  • ・初心者は安価で枚数が多いものがおすすめ
ペン(任意)
  • ・清書にはミリペンやGペンなどがおすすめ

まずは身近にそろえられる道具から準備し、実際に手を動かしながら描く感覚を身に付けていきましょう。

デジタルイラストを描くために必要なもの


デジタルイラストを描く際には、主に以下のものが必要です。

タブレットまたはペンタブ
  • ・画面を見ながら描ける液晶タブレットがおすすめ
スタイラスペン
  • ・筆圧感知に対応したものを選ぶと、線に強弱がつけやすくなる
イラストソフト
  • ・初心者は無料や低価格のソフトがおすすめ
パソコンまたはタブレット端末
  • ・必要スペックは使用するソフトによって異なる

道具はあくまで「描くためのサポート役」です。気軽に手に入れやすく続けやすい道具で描き始めることが、キャラクターイラスト上達への近道になるでしょう。

【STEP別】キャラクターイラストの描き方・コツ

【STEP別】キャラクターイラストの描き方・コツ
必要なものを用意できたら、実際に描いてみましょう。

最初から完璧を目指す必要はありません。思い通りに描けなくても、手を動かすこと自体が上達への近道です。

ここからは、各ステップに分けてイラストを完成させる大まかな流れやコツを解説します。

STEP1:ラフスケッチを描く


キャラクターイラストを描くうえで欠かせない工程が、ラフスケッチです。ラフは完成形を決めるための設計図のような役割を持ち、この段階でどれだけ方向性を固められるかが、そのあとの描きやすさを大きく左右します。

ラフスケッチでは、細部の描き込みよりも全体の構図を意識することが大切です。キャラクターの立ち位置やポーズ、画面内でのバランスなどを大まかに配置し、「どのような絵にしたいのか」が一目で伝わる状態を目指しましょう。顔のパーツや服の装飾などは、この段階では簡略化して問題ありません。

カラーイラストを描く場合は、ラフの段階で色を入れておくのもおすすめです。これは「色ラフ」と呼ばれ、配色の方向性や全体の雰囲気を事前に確認できます。色ラフを行うことで、完成間近になってから配色に悩むことが減り、作業を効率化できます。

また、ラフを描きながら意図やこだわりをメモとして残しておくのも効果的です。こうした記録があると、線画や色塗りの工程で迷いにくくなります。

ラフスケッチは、自由に試行錯誤できる工程です。この段階でできるだけ多くのアイデアを出し、構図や表現の方向性を探っておきましょう。

STEP2:線画を描く


ラフスケッチが完成したら、次は線画を描く工程に進みましょう。線画は、イラスト全体の印象を大きく左右する重要な作業です。

まず意識したいのが、ペンやブラシの選び方です。アナログの場合は鉛筆の濃さやペン先の太さを、デジタルの場合はブラシの形状や入り抜きの設定を意識することで、作品の雰囲気は大きく変わります。

次に意識したいのが、線の太さです。すべて同じ太さで描くと、平面的な印象になりやすくなります。外側の輪郭はやや太めに、内側の線や細かいパーツは細めにするなど、線に強弱をつけることで、立体感やメリハリが生まれます。特に、重なり合う部分や影になりやすい箇所を太めにすると、自然な奥行きを表現できます。

また、線が引きにくいと感じた場合は、キャンバスを回転させたり左右反転機能を活用したりして、手を動かしやすい方向から線を引くと効果的です。便利な機能を取り入れながら、自分にとって描きやすい方法を見つけることで、線の歪みを抑えやすくなります。

STEP3:色を塗る


線画が整ったら、色を塗る工程に進みます。まず意識したいのは、光の当たり方です。光源がどこにあるかを決めるだけで、影の位置や濃さが自然になり、キャラクターに立体感が生まれます。

配色に迷った場合は、無理に自分だけで考え込まず、参考資料を活用しましょう。ほかのイラストや配色見本を確認することで、色の組み合わせのヒントが得られ、配色の引き出しを広げられます。

仕上げとして、フィルター効果やカラーバランスの調整を行うのも効果的です。全体に薄く色味を重ねたり、明るさやコントラストを整えたりすることで、イラストの雰囲気が統一され、完成度が高まります。

キャラクターイラストで初心者がやりがちなミス

キャラクターイラストで初心者がやりがちなミス
キャラクターを描き始めたばかりの頃は、「なぜか上手くいかない」と感じる場面が少なくありません。思いどおりに描けない原因は、技術不足だけでなく、初心者が無意識に陥りやすい共通のミスにある場合が多いです。

ここでは、キャラクターイラスト制作で初心者がつまずきやすいポイントを解説します。

左右のバランスが崩れている


キャラクターを描いていて「どこか違和感がある」と感じたとき、その原因は左右のバランスにある場合があります。正面向きの顔やポーズほど、目や肩の高さ、体の傾きなどのわずかなズレが目立ちやすく、描いている本人ほど気づきにくいポイントです。

デジタルイラストの場合は、左右反転機能を活用するのが手軽で効果的な方法です。反転すると、見慣れていた絵が「他人の絵」のように見え、歪みやズレが驚くほど明確になります。

アナログイラストの場合は、紙を裏返して光に透かしてみましょう。デジタルと同様に、顔の中心線のズレや左右差に気づきやすくなります。

左右のバランスを定期的に確認する習慣を身につけることで、イラスト全体の完成度を高められます。

キャラと背景が合っていない


キャラクターはうまく描けているのに、背景から浮いて見える場合、キャラクターと背景の色の関係が合っていないことが原因の1つとして考えられます。

特に初心者のうちは、キャラクターを目立たせようとして背景にまったく異なる色を使ってしまい、不自然な印象になりがちです。

そのような場合は、背景とキャラクターの色味を同系色でまとめてみましょう。例えば、キャラクターの髪や服のメインカラーが青であれば、背景にも青みを加えるだけで、全体に一体感が生まれます。

デジタルイラストの場合は、合成モードを活用するのも効果的です。キャラクターの上に新規レイヤーを作成し、オーバーレイやソフトライトなどの合成モードで背景色を薄く重ねると、彩度や明度が自然になじみます。

仕上げに全体の明るさや色味を微調整することで、「同じ空間に存在している」ような一体感のあるイラストに近づけられます。

自分の作品を客観視できていない


イラストを描いている最中は、「ここを頑張った」「時間をかけた」という意識が強くなり、どうしても主観的な視点に偏りがちです。その結果、全体のバランスや違和感に気づかないまま完成させてしまうことも少なくありません。

これを防ぐために有効なのが、一度作品から離れて時間を置くことです。数時間後や翌日に見直すだけでも、構図の歪みやバランスの崩れ、違和感に気づきやすくなります。

また、他人に見てもらうことも、客観的な視点を養う近道です。SNSや知人からの感想は、自分では気づけなかった改善点を教えてくれます。指摘を恐れずに受け止めることで、作品の完成度を高めるヒントを得られるでしょう。

初心者がイラスト力を上達させるためのコツ

初心者がイラスト力を上達させるためのコツ
イラスト初心者の多くが、「なぜか上手く見えない」という曖昧な悩みを抱えています。実は、上達には才能よりも大切なポイントがあります。闇雲に描くのではなく、意識すべきポイントを押さえて練習することが、成長への近道です。

ここからは、初心者が着実にレベルアップするために意識したいコツを紹介します。

お手本になるイラストをトレースする


イラスト初心者が効率よく上達する方法の1つが、トレース練習です。完成度の高いイラストの線をなぞることで、線の流れや強弱、形の捉え方を体感的に学べます。

トレースする際は、細かい線よりも体の輪郭や髪の流れなど、ストロークの長い線を意識し、できるだけ歪みの少ない線を描くことがポイントです。また、関節の位置や顔パーツの配置を意識しながらなぞることで、線で立体感を表現する感覚が身につきます。

初めは、そっくり描けなくても問題ありません。「なぜこの線なのか」を考えながら繰り返すことで、表現の意図を理解できるようになり、自分のイラストにも自然と活かせるようになります。

お手本になるイラストを模写する


次におすすめの練習法が、お手本を模写することです。模写とは、完成された見本を横に置き、観察しながら自分の手で再現して描く方法を指します。トレースと異なり線をなぞらないため、観察力や再現力をより実践的に鍛えられます。

模写を行う際は、いきなり細部を描き込もうとせず、全体のバランスを把握することが大切です。頭と体の比率やポーズの流れを大まかに捉えたうえで、徐々に顔のパーツや服のシワなど細部を描き込んでいきましょう。

「大きく捉えてから細かく見る」という意識を持つことで、構図の崩れに気づきやすくなり、完成度の高いイラストにつながります。

人体の構造を理解する


キャラクターイラストがどこか不自然に見えてしまう原因の1つに、「人体の構造を十分に理解できていない」ことがあります。顔は描けても、体を描こうとするとバランスが崩れてしまうという悩みは、多くの初心者が直面するポイントです。

そのような場合に役立つのが、美術解剖学の資料です。骨や筋肉の名称をすべて覚える必要はありませんが、胴体と腕・脚がどの位置でつながっているのか、どのように動くのかを理解するだけでも、イラストの説得力は大きく変わります。

人体を「胴体」「四肢」といった大きな単位で捉え、可動域を意識しながら描くことで、ポーズに無理がなくなり、自然な動きや躍動感が生まれます。難しく考えすぎず、資料を参考にしながら少しずつ理解を深めていくことが、上達への近道です。

テーマを決める


イラストを描き始める前に「テーマを決める」ことは、初心者ほど意識したい重要な工程です。

テーマが明確になると、キャラクターの容姿や服装、表情、ポーズまで判断基準が定まり、全体に一貫性が生まれます。反対に、「描きながら決めればよい」と曖昧なまま進めてしまうと、ラフの段階から迷いが増え、途中で手が止まりやすくなります。

まずは「元気なキャラクター」「放課後のワンシーン」など、簡単な言葉で問題ありません。描きたいアイデアを思いついたときにすぐ記録できるように、普段からネタ帳をつけておくとよいでしょう。

アイデアを書き留めておくことで、描き始める際にテーマをすぐに決められ、制作をスムーズに進められます。

SNSやオンラインコミュニティで作品を公開する


イラストがある程度描けるようになったら、SNSやオンラインコミュニティで作品を公開してみるのも、上達への大きな一歩です。

作品を外に発表することで、第三者の視点からイラストの長所や改善点を把握できます。自分では気づけなかった魅力を言語化してもらえる経験は、モチベーションの向上にもつながります。

また、他者の作品を積極的に見ることも重要です。構図の取り方や配色、表現の工夫などに触れることで、新たな気づきが増え、自身の表現の幅も広がります。

評価を過度に恐れず、「人に見せる経験を積む場」と捉えて、気軽に公開してみましょう。

キャラクター系のお仕事は「キャラ転」で探そう

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イラストを上達させるには、ラフ・線画・色塗りといった工程をなんとなく進めるのではなく、それぞれの段階にきちんと向き合い、こだわりを持って積み重ねていくことが大切です。

思うように描けず迷ったときは、一人で抱え込まず、第三者の視点で見てもらいましょう。独学でも試行錯誤を続ければ、プロ並みの技術に近づくことは十分可能です。

クリエイティブ職専門の転職サイトである「キャラ転」では、業界特化型の求人が多く、イラストレーターの道が開けます。憧れの職業への第一歩として、ぜひ行動を起こしてみてください。


この記事の監修者

梅崎栞里
4年制大学のアニメーション専攻を卒業後、アニメーターとして約3年間活動。10作品以上の国内アニメ制作に携わる。現在は、アニメ制作で培った知識と表現力を活かし、イラストレーター兼Webライターとして活動している。