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キャラクターの性格の作り方とは?魅力を引き出す設定方法を解説

キャラクターの性格の作り方とは?魅力を引き出す設定方法を解説
キャラクターの性格作りに取り組むなかで、「設定は作ったのに行動がちぐはぐに感じる」「ストーリー上の役割と性格が噛み合っていない」といった違和感に悩む方もいるでしょう。

こうした問題は、性格そのものを足すのではなく、世界観や物語のなかでキャラクターが果たす役割を整理することで、改善できるケースが少なくありません。

特に、作品全体の世界観やストーリー構造を踏まえたうえでキャラクターの立ち位置を明確にすると、判断や行動に一貫性が生まれ、性格にも自然な説得力が加わります。その結果、読者や視聴者が感情移入しやすいキャラクターを描きやすくなります。

本記事では、世界観やストーリーを「キャラクターの役割」から逆算する基本的な考え方を軸に、性格に深みを持たせるための具体的なテクニックを解説します。性格設定で行き詰まりを感じている方が、キャラクターを見直す際の指針として活用できる内容をまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

キャラクターの性格の基本的な作り方

キャラクターの性格の基本的な作り方
キャラクターの性格を作る際は、まず主人公やライバルといった物語上の役割から逆算して考えることが重要です。

役割を起点にすると、物語のなかで求められる立場や機能が明確になり、行動や価値観に一貫性を持たせやすくなります。その結果、キャラクターの言動に説得力が生まれ、読者や視聴者が感情移入しやすい人物像を描くことにつながります。

以下では、役割ごとに性格を考える具体的な例を紹介します。

役割から逆算して性格を決める


キャラクターの性格は、「物語のなかでどのような役割を担うのか」という視点から逆算して考えると、方向性を定めやすくなります。主人公・相棒・ライバルといった立場ごとに、物語上で求められる機能や役割は異なるため、それに応じて性格の設計も変える必要があります。

例えば、読者や視聴者に共感してもらいたい主人公であれば、弱さや葛藤を抱えた性格が適しています。一方で、物語に緊張感を与えるライバルの場合は、強さや信念を前面に出した性格のほうが役割に合致します。このように、役割と感情の関係を整理すれば、性格の方向性が明確になるでしょう。

役割に合った性格を設定できれば、行動や言動に自然な一貫性が生まれ、キャラクターの存在感や作品全体の説得力を高めることにつながります。

背景と価値観を整理して性格の軸を作る


キャラクターの性格は、「育ってきた環境」「家族や人間関係」「過去の出来事」といった背景の積み重ねによって形作られます。まずは生い立ちや経験を整理し、そのキャラクターが何を大切にして生きてきたのかを洗い出しましょう。

背景を踏まえて価値観を設定すると、「なぜその選択をするのか」「なぜその行動を取るのか」といった判断基準が明確になります。例えば、過去に裏切りを経験した人物であれば「他人を簡単に信用しない」といった価値観を持たせることで、行動に一貫した理由を与えられます。

このように、背景と価値観を結び付けて性格の軸を作ることで、物語のなかで行動がぶれにくいキャラクターを描くことができ、読者や視聴者にも理解されやすい存在になります。

行動・口調・外見と性格を整合させる


性格の軸を決めたあとは、その内面が行動や口調、外見描写に自然に表れるように設計することが重要です。性格と表現要素が噛み合っていないと、言動に違和感が生まれ、キャラクターとしての説得力が弱くなってしまいます。

例えば、だらしない性格のキャラクターであれば、服装に無頓着だったり、所作が雑だったりといった特徴を持たせることで、内面と外見の印象を一致させられます。一方、几帳面で真面目な性格の場合は、身だしなみや姿勢、動作の丁寧さを意識することで、性格が自然に伝わるでしょう。

このように、行動や外見は性格を補強する要素として機能します。また、口調や話し方は性格が最も表れやすい要素の1つです。語尾の選び方や言葉遣い、話すテンポなどを性格に合わせて設計することで、キャラクターの印象を一貫させやすくなります。

行動・口調・外見を性格と結び付けて考えることで、見る人に違和感を与えない、立体的なキャラクターを描くことが可能です。

力的なキャラクターの性格を作るためのテクニック

力的なキャラクターの性格を作るためのテクニック
キャラクターの性格をより魅力的に見せるには、設定した性格をそのまま描写するだけでなく、個性が際立つ見せ方を意識することが重要です。性格の良い面と悪い面を状況に応じて描き分けたり、意外な一面を見せてギャップを生んだりすることで、キャラクターに奥行きが生まれます。

ここからは、キャラクターの性格をより印象的に見せるための具体的なテクニックを解説します。

長所と短所をセットで設計する


キャラクターの長所と短所は表裏一体の関係にあり、1つの性格が状況によって強みにも弱みにもなります。性格を立体的に描くには、長所だけ、あるいは短所だけを切り取るのではなく、両方をセットで設計することが重要です。

例えば、行動力がある性格は決断力の高さとして描ける一方で、慎重さに欠ける短所にもなり得ます。このように、同じ特徴が物語の展開次第で異なる側面を見せるよう設計すると、キャラクターの言動に説得力が生まれます。

また、短所は単なる欠点として扱うのではなく、他者との衝突やトラブルを生む要素として物語に活かすことができます。長所と短所を関連付けて設定することで、極端さを避けつつ、人間味のあるバランスの取れたキャラクターを描けるようになるでしょう。

ギャップ(意外性)でキャラの印象を強める


キャラクターにギャップ(意外性)を持たせると、性格に奥行きが生まれ、印象に残りやすくなります。ここで重要なのは、無理に真逆の性格を付け足すのではなく、もともとの性格や背景から自然に導かれる意外な一面を描くことです。

例えば、強気で自信に満ちた人物が、過去の経験をきっかけに特定の場面では慎重な判断を下すなど、状況によって異なる反応を見せることでギャップが生まれます。このような変化は、キャラクターの行動原理を壊さずに意外性を演出できるでしょう。

ベースとなる性格に、過去の出来事や価値観に根差したエピソードを組み合わせることで、読者や視聴者が納得できるギャップを作ることができます。その結果、キャラクターの存在感が高まり、物語のなかで強く印象に残る人物像を描けます。

他キャラとの関係性から性格を浮き彫りにする


キャラクターの性格は、単体の描写だけでなく、他キャラとの関係性のなかで描くことでより明確になります。これは、誰と接しているかによって態度や言葉遣いが変わる様子を描くことで、その人物が何を大切にしているのかが伝わりやすくなるためです。

例えば、仲間には柔らかい態度を取る一方で、敵対者には攻撃的になる、ある特定の人物に対してだけ弱さを見せるなど、相手ごとの反応の違いは性格を表す重要な手がかりになります。こうした差を意識して描くことで、キャラクターの価値観や過去の経験を自然に表現できます。

他キャラとの関係性を通じて行動や言動を描き分けることで、性格に一貫した理由を持たせやすくなり、立体感のあるキャラクターを描くことにつながります。

キャラクター性格作りでよくある失敗と改善点

キャラクター性格作りでよくある失敗と改善点
キャラクターに設定した性格が言動や行動に反映されていないと、読者や視聴者は違和感を覚えやすくなります。例えば、冷静な性格とされているにもかかわらず感情的な言動が続くと、人物像がぶれて見えてしまいます。

こうしたズレを防ぐには、性格設定と描写を一致させ、一貫性を保つことが重要です。以下では、性格設定で起こりがちな失敗例と、その改善ポイントを解説します。

性格設定が行動に反映されていない


キャラクターの性格を細かく設定していても、その特徴が行動やセリフに反映されていないと、人物像に違和感が生じます。例えば、「冷静な性格」と設定されているにもかかわらず、緊張する場面で感情的な発言を繰り返してしまうと、性格設定が形だけのものに見えてしまいます。

こうしたズレは、性格を言葉で決めただけで終わらせ、具体的な行動や反応まで落とし込めていない場合に起こりがちです。設定段階で「この性格のキャラクターは、どのような状況で、どんな選択をするのか」を整理しておくことで、行動の破綻を防ぎやすくなります。

性格と行動を結び付けて設計することで、言動に一貫性が生まれ、読者や視聴者が納得できるキャラクターを描けるようなります。

過剰な設定で矛盾が生まれてしまう


キャラクターを魅力的にしようとして設定を詰め込みすぎると、性格や行動に矛盾が生じやすくなります。例えば、過去の出来事や性格特性を多く設定しすぎた結果、場面ごとに言動の判断基準が変わり、人物像がぶれて見えてしまうケースは少なくありません。

こうした問題は、設定そのものが多すぎるのではなく、「物語のなかで使われない情報」まで抱え込んでしまうことが原因です。設定を考える際は、その要素が物語上でどの場面に影響するのかを意識し、活かしどころがない情報は思い切って削ることが重要です。

核となる役割や性格に関わる要素だけを残して整理することで、キャラクターの判断軸が明確になり、行動や言動にも一貫性を持たせやすくなります。その結果、読者や視聴者にとって理解しやすく、説得力のあるキャラクターを描くことにつながります。

キャラクターの性格作りに関するよくある質問

キャラクターの性格作りに関するよくある質問
ここからは、キャラクターの性格設定に関して制作の現場でよく挙がる質問を取り上げ、それぞれの考え方や対処方法を解説します。

性格作りの途中で判断に迷った際の参考として、ぜひ確認してみてください。

キャラクターの性格が似通ってしまうのはどう防ぐ?


キャラクターの性格が似通ってしまう原因の多くは、「性格の特徴」だけで設定を止めてしまい、行動や判断の基準まで落とし込めていない点にあります。防ぐためには、各キャラクターが何を大切にし、どのような価値観で選択を行うのかを明確にすることが重要です。

例えば、同じ「真面目な性格」でも、「規則を守ることを最優先する人物」と「仲間を守るためなら規則を曲げる人物」では、行動やセリフに明確な違いが生まれます。このように、価値観や判断基準を具体的に設定し、行動や発言に反映させることで差別化が可能です。

キャラクターの性格が決まらない場合は?


キャラクターの性格が決まらない場合は、細かい性格付けを無理に詰めようとせず、まずは物語のなかでそのキャラクターが担う「役割」を整理することが有効です。性格が定まらない原因の多くは、物語上の立ち位置が曖昧なまま設定を考えようとしている点にあります。

役割が明確になれば、「この立場の人物なら、どのような判断や行動を取るか」という視点から性格を逆算しやすくなります。

キャラクターの性格はどこまで作り込む?


キャラクターの性格は、物語を進めるうえで必要な判断や行動が迷わず描ける状態であれば、過度に作り込む必要はありません。目安としては、「重要な場面でどのような選択をするか」「何を大切にして行動するか」が説明できれば十分です。

設定を考える際は、その要素が物語のどの場面で使われるのかを意識し、行動や判断に影響しない情報は後回しにしましょう。細かい過去設定や癖、口調の細部などは、物語を進めるなかで必要になったタイミングで追加しても問題ありません。

キャラクター系の仕事は「キャラ転」で探そう

キャラクター系の仕事は「キャラ転」で探そう
本記事では、キャラクターの性格作りについて、基本的な考え方から具体的なテクニックまで解説しました。魅力的なキャラクターを描くためには、性格を単体で考えるのではなく、物語のなかで担う役割や立ち位置を客観的に捉えることが重要です。

役割に基づいて性格や行動を設計することで、言動に一貫性が生まれ、キャラクターの説得力や印象も高まります。こうした考え方は、創作だけでなく、実際のキャラクター制作の現場でも求められるスキルです。

キャラクター制作に関わる仕事で自身のスキルを活かしたい方は、クリエイティブ職に特化した転職サイト「キャラ転」を活用してみてください。業界に特化した求人を探しやすく、キャリア形成の一歩として役立つはずです。


この記事の監修者

あるわいと | ALwhite
デザイン専門学校(イラストレーション専攻)卒業後、アニメーター、ソーシャルゲーム運営会社でのゲームデザイナーを4年経験し、運営とデザイン双方の知見を獲得。現在は、そこで得た表現力と実務経験を活かし、イラストレーションの企業案件を中心に幅広く活動。