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モーションキャプチャーソフトとは?種類や選び方、おすすめの製品について

モーションキャプチャーソフトとは?種類や選び方、おすすめの製品について
近年、VTuberやゲーム制作の現場では、リアルな動きを表現する手段として「モーションキャプチャー技術」が欠かせない存在となっています。しかし、光学式やカメラ式など手法が多く、目的に合ったソフトを選べずに迷うケースも少なくありません。

本記事では、モーションキャプチャーソフトの概要や種類、選び方に加え、おすすめの製品について解説します。用途に合ったツール選びの参考として、ぜひ役立ててください。

モーションキャプチャーソフトとは

モーションキャプチャーソフトとは
モーションキャプチャーとは、人間や物体の動きをデジタルデータ化し、3DCGキャラクターなどに反映させる技術です。映画やゲームのCGキャラクターの動き制作にとどまらず、医療現場で患者の動作分析に活用するなど、利用シーンは広がっています。

モーションキャプチャーソフトは、取得した動きを記録・可視化・解析・出力するためのツールであり、カメラやセンサー(ハードウェア)と組み合わせて利用されます。精度の高いデータを取得・活用するには、使用する機材の「方式」に適したソフトを選ぶ必要があります。

モーションキャプチャーの種類

モーションキャプチャーの種類
モーションキャプチャーは、使用する機材や計測の仕組みに応じて主に3種類に分類されています。

以下では、プロの現場で使用される光学式や慣性式に加え、近年普及しているカメラ式についても解説します。

なお、カメラ式は厳密には「姿勢推定」技術に分類されますが、VTuberなどの領域ではモーションキャプチャーの一種として扱われることが一般的であるため、本記事ではこの分類に含めて紹介します。

光学式モーションキャプチャー


光学式は、対象者に反射マーカーを取り付け、周囲に設置した複数の赤外線カメラで位置情報を読み取る方式です。3次元的な位置座標を正確に計測できるため、数ある方式のなかで最も精度が高い点が特徴です。

細かな動きや激しいアクションも忠実に再現可能で、映画制作やゲーム開発、スポーツ科学の解析現場などで広く採用されています。

ただし、専用のスタジオや高額な機材が必要となるため、導入コストが高くなりやすい点に注意が必要です。

慣性式(IMUスーツ)モーションキャプチャー


慣性式は、加速度センサーやジャイロセンサー(IMU)を内蔵した専用スーツを着用し、身体の動きや傾きを検知する方式です。光学式とは異なり、外部カメラを設置する必要がないため、場所の制約を受けにくい特徴があります。

屋内・屋外を問わず計測が可能で、遮蔽物によってデータが途切れる心配もほとんどありません。セットアップが比較的容易で扱いやすいため、個人のクリエイターや中小規模のスタジオでも導入しやすい点が特徴です。

カメラ式(Webカメラ・スマホ・AI推定)


カメラ式は、Webカメラやスマートフォンのカメラで撮影した映像をAIが解析し、骨格の動きを推定する方式です。専用のマーカーやスーツを装着する必要がなく、手持ちのデバイスで手軽に始められるため、低コストで導入できます。

一方で、光学式や慣性式と比較するとトラッキング精度は劣る傾向にあります。特に素早い動きや、身体の一部が隠れる複雑なポーズの認識は苦手です。そのため、全身を大きく動かす用途よりも、上半身中心のゲーム実況や解説系のVTuberコンテンツなどに適しています。

モーションキャプチャーでできること

モーションキャプチャーでできること
モーションキャプチャーを導入する最大のメリットは、人間の複雑な動きを3次元データとして取得し、キャラクターにリアルタイムで反映できる点です。人の関節の動きや体重移動、細かな姿勢変化までデータとして取り込めるため、自然で説得力のある動きを表現できます。

取得したモーションデータは、そのままアニメーション制作に活用できるため、手作業では再現が難しい動きも効率的に制作できます。従来の手付けアニメーションと比べて制作時間を短縮しやすく、品質を一定に保てる点も大きな利点です。

また、VTuberのライブ配信やゲーム内キャラクターの操作、映像作品のアクションシーン制作など、用途に応じて幅広く活用されています。このように、モーションキャプチャーは制作効率と表現力の両立を可能にする技術として、アニメやゲームをはじめとした制作現場で欠かせない存在となっています。

モーションキャプチャーソフトの選び方

モーションキャプチャーソフトの選び方
現在、市場には多種多様なモーションキャプチャーソフトが存在しています。導入後に「想定していた使い方ができない」といった失敗を防ぐには、利用目的や手持ちの機材、制作環境を踏まえて選定することが重要です。

ここからは、モーションキャプチャーソフトを選ぶ際に押さえておきたい具体的なポイントを解説します。

用途にあったソフトを選ぶ


モーションキャプチャーの用途は、キャラクターアニメーション制作やVTuber配信、映像制作など多岐にわたります。VTuber活動が目的であれば、OBSなどの配信ソフトとの連携やリアルタイム処理に優れた製品を選ぶことが大切です。

一方で、3Dアニメーション制作を行う場合は、取得したモーションデータをあとから調整できる編集機能の有無や、主要な3Dソフト(Maya、Blenderなど)で利用可能なFBX・BVH形式への書き出しに対応しているかを確認するようにしましょう。

使用するデバイスと互換性があるか確認する


モーションキャプチャーソフトは、カメラやIMUスーツ、深度センサーといった入力デバイスと連携して動作します。そのため、使用予定のハードウェアに対応しているかを、事前に確認することが欠かせません。

光学式・慣性式・カメラ式といった方式によって、推奨されるソフトは異なります。所有している機材はもちろん、これから購入予定のデバイスとの接続互換性、およびデータ形式の整合性をメーカーの公式サイトなどで必ず確認してください。

おすすめのモーションキャプチャーソフト5選

おすすめのモーションキャプチャーソフト5選
ここからは、初心者からプロフェッショナルまで幅広く利用されている、おすすめのモーションキャプチャーソフトを5つ紹介します。

それぞれの特徴や活用シーンを踏まえて、制作スタイルに合ったソフト選びの参考にしてください。

VTubeStudio


VTube Studioは、Live2Dモデルに特化したフェイシャルトラッキングソフトです。基本無料で利用できるため、個人でも手軽にトラッキングシステムを体験できます。

WebカメラやiPhoneを使用して、目や口の開閉、顔の向きや傾きなどを高精度にトラッキングし、Live2Dモデルへリアルタイムで反映します。

パラメーター設定の自由度が高く、キーバインドによる表情切り替えも容易なため、個人勢から企業VTuberまで幅広く利用されています。Steamで配信されており、Windows・Macの両方に対応している点も導入しやすさの大きな強みです。

Live2DでのVTuber活動を手軽に始めたい人に適したソフトといえるでしょう。

Luppet


Luppetは、3DVTuber向けに開発されたトラッキングソフトで、専用小型デバイス「Leap Motion」に対応している代表的なツールです。Webカメラで顔の表情を、Leap Motionで手や指の動きを取得するハイブリッド方式を採用しており、プロレベルの高精度なトラッキングを実現しています。

ソフト自体は有料ですが、機材のセットアップが比較的簡単なため、個人・企業を問わず幅広く利用されています。指先の繊細なニュアンスまで滑らかに反映できるほか、「iFacialMocap」アプリを用いたパーフェクトシンクにも対応している点が特徴です。上半身の動きを重視した配信を行いたい人に適したソフトといえるでしょう。

mocopi


mocopiは、ソニーが提供する全身用モーションキャプチャーシステムです。バンド型の慣性式(IMU方式)センサーを頭部、手首、腰、足首に装着するだけで、全身のモーションを取得できます。光学式と比べると精度はやや劣るものの、手軽にフルトラッキングを行える点や、UnityやMotionBuilderなど開発現場で使用される主要ソフトと高い互換性を備えている点が特徴です。

身体全体の大きな動きや素早い動作の取得を得意としており、アクションシーンやダンスなどのモーションキャプチャーに適しています。映像制作の現場では、本格的なCG制作に入る前の動作検証用途としても活用されており、スタジオを使用せずに動きのイメージを効率よく可視化できる点が評価されています。

遮蔽物に強く、防水・防塵性能も備えているため、屋外など場所を選ばずにフルトラッキングを行いたい人におすすめのシステムといえるでしょう。

Uni-motion


Uni-motionは、完全ワイヤレスで動作する慣性式の全身モーションキャプチャーシステムです。複数のセンサーに加え、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)や付属コントローラーと連携することで、全身のモーションを取得できます。

乾電池式を採用しているため、充電の手間がかからず、長時間のメタバース利用やVR配信にも適しています。フルトラッキングを安定して長時間楽しみたい人にとって、導入しやすいシステムといえるでしょう。

HaritoraX 2


HaritoraX 2は、Uni-motionと同様に、完全ワイヤレスで動作する慣性式の全身モーションキャプチャーシステムです。ヘッドマウントディスプレイ(HMD)や付属コントローラーと連携することで、最大約50時間の長時間利用が可能となっています。

すね部分のセンサーに搭載された独自技術により、足首の動きまで細かくトラッキングできる点が大きな特徴です。これにより、従来の慣性式では再現が難しかった足首の微細なニュアンスまで表現でき、より自然で表現力の高い動きを実現します。

さらに、肘トラッキングの精度を高めるための追加キットも販売されており、拡張性に優れている点も魅力です。VRChatなどのメタバース空間において、より自然で細かな動きを表現したい人に適したデバイスといえるでしょう。

アニメ・キャラクター系の求人は「キャラ転」で探そう

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モーションキャプチャー技術の活用分野は、技術の進歩とともに拡大し続けています。映画やゲーム、VTuberといったエンタメ領域にとどまらず、医療分野などの産業用途でも活用が進んでいるため、3Dに関する知識やソフトを用いた技術の運用方法を身につけることで、キャリアの選択肢が大きく広がるでしょう。

モーションキャプチャー技術を活かして、アニメーション制作や3DCGの現場で活躍したい方は、キャラクター業界に特化した転職サイトである「キャラ転」を活用してみてください。

専門性の高い求人を効率よく探せるため、クリエイターとしての理想的なキャリアを築くための一歩として役に立つはずです。

この記事の監修者

あるわいと | ALwhite
デザイン専門学校(イラストレーション専攻)卒業後、アニメーター、ソーシャルゲーム運営会社でのゲームデザイナーを4年経験し、運営とデザイン双方の知見を獲得。現在は、そこで得た表現力と実務経験を活かし、イラストレーションの企業案件を中心に幅広く活動。