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3DCGデザイナーのポートフォリオ作成のコツや注意点について

3DCGデザイナーのポートフォリオ作成のコツや注意点について
3DCGデザイナーとして転職を目指すうえで、ポートフォリオはスキルや表現力を伝えるための重要な資料です。しかし、どのような構成にすればよいのか悩む方も多いのではないでしょうか。

本記事では、3DCGデザイナーのポートフォリオ作成のコツや注意点を中心に、基本的な構成から分野別の見せ方、作成時に気をつけたいポイントまで詳しく解説します。転職を考えている現職の3DCGデザイナーだけでなく、これからポートフォリオを見直したい方は参考にしてください。

3DCGデザイナーの転職でポートフォリオが必要な理由

3DCGデザイナーの転職でポートフォリオが必要な理由
ポートフォリオは、3DCGデザイナーに限らず、仕事を通じて何らかの作品・制作物を作り上げる職種の転職でスキルや実績を判断するための重要な資料です。これまでにどのような作品を制作してきたのか、どの工程を担当し、どういった意図で表現したのかを一目で伝えられます。

また、ポートフォリオの作成は、自身のキャリアを見直すきっかけにもなります。過去の作品を振り返ることで、得意・苦手分野が明確になり、今後どのようなスキルを伸ばしていくべきかを整理できるでしょう。

これまで気づけなかった強みや課題を把握することで、方向性が定まりやすくなります。

3DCGデザイナーのポートフォリオの構成要素

3DCGデザイナーのポートフォリオの構成要素
次に、3DCGデザイナーのポートフォリオの構成要素について解説します。

採用担当者がどのような視点でポートフォリオを見ているのかを意識しながら、押さえておきたい項目を確認しましょう。

プロフィール


プロフィールには、氏名や生年月日といった基本情報に加え、簡単な自己紹介文やこれまでの経歴を記載します。対応可能な業務内容や使用経験のあるツール、習得スキルなどは、星評価やグラフを用いて視覚的にまとめると、採用担当者が把握しやすいでしょう。

また、過去に制作した代表的な作品名や、受賞歴・参加プロジェクトがある場合は、あわせて記載しておくと実績の裏付けになります。実務経験がある場合、実務スキルのイメージが伝わるように、担当工程を補足しましょう。

連絡先やポートフォリオサイト(ArtStation、foriioなど)のURLも明記し、採用担当者がスムーズに確認できるようにしておくことが大切です。

静止画


静止画は、3DCGデザイナーのポートフォリオにおいて、スキルを直接的に伝えられる要素です。掲載する作品は、ジャンルごとに分類しましょう。ジャンル内では時系列順ではなく、アピールしたい作品から優先的に掲載するのがポイントです。

なお、単に画像を載せるだけでは、作品の魅力が十分に伝わりません。各作品には、コンセプトや制作意図、工夫した点、制作時間(人日/人月)、担当範囲などを簡潔に添えることで、技術力だけでなく作品への向き合い方なども伝えられます。

複数の画像を掲載すると、造形の精度やディテールへのこだわりをより具体的に示せるでしょう。

デモリール


静止画だけでは魅力を十分に伝えきれない場合は、デモリールと呼ばれる紹介動画を用意すると効果的です。エフェクトの演出やアニメーションの動きなど、動画ならではの表現を通してスキルをアピールできます。

デモリールは感性が問われる要素でもあるため、カットのつなぎ方やテンポ、テロップ、BGMなどにも配慮し、ひとつの作品として完成度を高めることが大切です。冒頭には特に自信のあるカットを配置し、短時間でも印象に残る構成を意識しましょう。

動画の長さは1~2分程度にまとめ、最後まで見てもらいやすい内容にすることがポイントです。

自己PRページ


自己PRページは、ポートフォリオ全体のまとめに該当する部分です。得意分野や強み、仕事に対する考え方などを整理し、採用担当者に人柄が伝わるように意識して記載してください。

「キャラクターの自然な動きの再現が得意」というように、具体的な表現を用いることで印象に残りやすくなります。これまでの経験を通して身につけた姿勢や、制作時に意識しているポイントを盛り込むと、仕事への熱意も伝わるでしょう。

あわせて、今後どのような制作に取り組みたいのか、どのようなデザイナーを目指しているのかを記載することで、将来性や成長意欲もアピールできます。

3DCGデザイナーが好印象なポートフォリオを作成するコツ

3DCGデザイナーが好印象なポートフォリオを作成するコツ
3DCGデザイナーの転職では、面接以上にポートフォリオが評価の判断材料となることが多く、作品の見せ方が合否を大きく左右します。

制作意図や役割分担、使用ツールなどの情報を整理して提示することで、採用担当者はスキルや強みを理解しやすくなり、結果として好印象につながるでしょう。

作品は複数の角度・アップを掲載する


3DCGデザイナーのポートフォリオに掲載する作品は、正面だけでなく斜めや背面など、モデルの構造がわかる複数のアングルを用意しましょう。複数の視点から見せることで、立体構造を理解したうえで制作していることが伝わりやすくなります。

また、細部の作り込みがわかるアップ画像を掲載するのも効果的です。ワイヤーフレームやテクスチャを表示した画像は、必ず用意しましょう。モデリングや構造への理解度をより明確にアピールできます。

使用ソフト・制作環境を明記する


ポートフォリオに掲載する作品ごとに、使用したソフト(Maya・3ds Max・Blender・ZBrushなど)や制作環境を明記しておくことも重要です。どのツールを使ってどのように作品を仕上げたのかがわかると、完成までのプロセスを具体的に伝えられます。

あわせて、使用年数や得意な機能、対応可能な工程を補足すると、3DCGデザイナーとしてのスキルレベルがより明確になります。採用担当者にとっては、即戦力として活躍できるかを判断しやすくなるポイントです。

募集職種で求められているソフトと合致している場合は、該当作品を目立つ位置に配置すると、評価につながりやすくなります。

造形力が伝わる補足資料を用意する


造形力が伝わる補足資料は、ポートフォリオで必須の項目ではありませんが、用意しておくと自身の能力をより深く理解してもらいやすくなります。立体物の構造を正しく捉え、違和感のない形を作る力は、3DCGデザイナーに欠かせない基本スキルです。

ポートフォリオにデッサンを掲載することで、観察力や空間把握力といった基礎力をアピールできます。3DCG作品とあわせて掲載することで、造形に対する理解力や表現力の土台を示すことが可能です。

【分野別】3DCGデザイナーのポートフォリオ作成方法

【分野別】3DCGデザイナーのポートフォリオ作成方法
以下では、3DCGデザイナーが転職を目指す際に押さえておきたい、分野別のポートフォリオ作成方法を解説します。

自身の強みや希望する職種に合わせて、見せ方を工夫することが大切です。

キャラクター・背景分野のポートフォリオ


キャラクターや背景分野のポートフォリオでは、完成したビジュアルの美しさだけでなく、実際に使用できるモデルかどうかが重視されます。データ構造の理解度や再現力、制作技術の正確さが評価ポイントになります。

ポートフォリオでは静止画を中心に掲載するケースが多いため、完成形だけでなく原画や設定資料をあわせて載せるのが効果的です。デッサンから3DCGへと落とし込んだ制作過程を示すことで、造形力をより正確に伝えられます。

また、三面図を一緒に掲載すると、立体構造を正しく理解して制作していることが伝わりやすくなるでしょう。

ライティング分野のポートフォリオ


ライティングは、キャラクターの感情やシーンの情景を表現するうえで欠かせない要素です。明暗や色温度の調整によって、作品の雰囲気や印象を大きく変えられます。

ポートフォリオを作成する場合は、自分が手がけたライティングが作品にどのような影響を与えているのかを明確に示すことが大切です。同じシーンでも時間帯ごとの変化を比較したり、ライティング前後の画像を並べたりすると、表現力の違いが伝わりやすくなります。

また、画作りの意図や狙いを簡潔に補足することで、作品への向き合い方もあわせてアピールできるでしょう。

モーション・エフェクト分野のポートフォリオ


モーションやエフェクトは、作品に動きや迫力を与え、世界観を強化する大切な要素です。単に作品を載せるだけでなく、どのような演出を意図したのかが伝わる構成を意識しましょう。

作品ごとにコンセプトや世界観を明記すると、表現の狙いが採用担当者に伝わりやすくなります。静止画だけでは魅力を十分に伝えきれないため、デモリールを用意するのがおすすめです。

動画を通して、技術力だけでなく演出力や工夫したポイントもあわせてアピールしましょう。

3DCGデザイナーがポートフォリオ作成時に気をつけたいこと

3DCGデザイナーがポートフォリオ作成時に気をつけたいこと
次に、3DCGデザイナーがポートフォリオを作成する際に、特に意識しておきたいポイントについて解説します。

内容だけでなく見せ方にも配慮することで、作品の魅力をより正確に伝えられます。

フォーマット・デザインを統一させる


ポートフォリオ全体で、フォントや文字サイズ、配色などのデザインを統一することが大切です。枠線の太さや背景色などの細かな要素にも気を配ることで、まとまりのある印象を与えられます。

フォーマットが統一されていると、採用担当者がスムーズに内容を確認できるようになります。一方で、デザインや色使いを過度に派手にすると作品が目立ちにくくなってしまうため、シンプルなモノトーンカラーを基調にまとめるのがおすすめです。

余白を適切に取り、情報を詰め込みすぎないことも、読みやすさを高めるポイントです。

伝えたい内容を端的にまとめる


3DCGデザイナーのポートフォリオに掲載する作品数の目安は、5~10点程度が適切とされ、特に自信のある作品に絞り込むのが重要です。作品数を増やしすぎると全体が見づらくなり、印象が薄くなってしまうため、特にアピールしたい作品を厳選して掲載しましょう。

反対に作品数が少なすぎると、スキルや強みを十分に伝えきれない可能性があります。その場合は、個人制作の作品を掲載しましょう。特定のシリーズやジャンルに偏らず、複数の作風や分野をバランスよく盛り込むことで、対応力の高さを示せます。

著作権を確認する


3DCGデザイナーの場合、ポートフォリオに掲載する作品の著作権には、十分な注意が必要です。著作権や守秘義務に配慮したポートフォリオは、採用担当者に信頼感を与えやすくなります。共同制作による作品を掲載する場合は、自身が担当した範囲や役割を明確に記載しましょう。企業案件の作品を載せる際は、事前に掲載許可を得ることが大切です。

無許可で掲載した作品が流出すると、守秘義務違反につながる可能性があるため注意が必要です。掲載が許可されている場合でも、出典は明記するようにしましょう。著作権への配慮は、デザイナーとしての信頼性を示す重要な評価ポイントにもなります。

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3DCGデザイナーの就職・転職において、ポートフォリオはスキルや表現力を伝えるための欠かせない資料です。分野ごとの強みを意識して作品をまとめることで、採用担当者に実力や方向性を的確に伝えられます。ポートフォリオの作成・見直しは、自身の強みや課題を再確認し、今後のキャリアを考えるよい機会にもなるでしょう。

作品の見せ方や著作権への配慮など、細かなポイントに気を配ることも好印象につながります。3DCGデザイナーとして転職を検討している方は、キャラクター業界特化の転職サービス「キャラ転」を利用してみてください。


この記事の監修者

山田圭佑
国家資格キャリアコンサルタント/ファイナンシャル・プランナー。沖縄県庁職員として18年間奉職後、コロナ禍を機に人生を見つめ直し、キャリアチェンジ。現在は「KYお金と仕事の相談所」の所長として、子ども~子育て世代の支援を中心に幅広く活動を行っている。個人向けの就職・転職支援、家計改善指導、投資セミナーなどを得意とし、業務に関連するウェブコラムの執筆、監修も多数行っている。