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Webtoonの在宅ワークを解説!未経験・完全在宅OKの着彩など

Webtoonの在宅ワークを解説!未経験・完全在宅OKの着彩など
スマートフォンやタブレットでの閲覧に最適化された縦スクロール型マンガ「Webtoon」の需要が急拡大しています。Webtoon関連の業務は、完全分業制が一般的なため、業務によっては未経験でもスタートしやすい業務が豊富なのが特徴です。

本記事ではWebtoonの概要や業務内容、応募の際に注意すべきポイントについて詳しく解説します。

Webtoonとは?

Webtoonとは?
Webtoonとは、縦にスクロールして読むスマートフォンやタブレット向けに最適化されたデジタル漫画です。従来の紙媒体や電子書籍のようにページをめくるスタイルではなく、指でスライドしながら読み進めるため、コマ割りや構成が一般的な漫画とは異なっているのが特徴です。また、フルカラーでの連載が基本で、アニメーションや音声効果などの演出も可能という点も特徴で、従来の漫画とは異なる魅力で、若い世代を中心に支持を集めています。

Webtoonはもともと韓国発祥の文化ですが、現在では日本、中国、アメリカ、フランスなどで急速に普及しています。日本国内では「LINEマンガ」「ピッコマ」「comico」といったデジタルプラットフォームを中心に成長しており、オリジナルのWebtoon作品も多く発表されています。

Webtoonの制作体制は、工程ごとに担当が分かれる完全分業制が主流です。各工程のディレクションを行う編集者や原案・脚本、線画、背景、ネーム、着彩など、工程ごとに異なる専門スタッフが担当しています。

Webtoonに関しては以下の記事でも詳しく解説していますので、参考にしてください。
≫Webtoonとは?漫画との違いやクリエイター求人募集の注意点など

Webtoonの在宅ワーク

Webtoonの在宅ワーク
先ほど解説した通り、Webtoon制作においては、複数の工程が完全分業制で行われており、それぞれの工程は、在宅での対応が可能です。ここでは主要な業務内容や求められるスキルについて解説します。

ネーム

ネームとは、コマ割りやセリフの配置、演出などを設計する役割です。脚本の初期段階から携わり、物語の起承転結を描くと同時に縦スクロール画面に適したコマ運びを考えます。物語性だけでなく、読者が画面をスクロールするテンポや演出のインパクトまで考慮する必要があるため、想像力や構成力などクリエイティブな能力が必要です。

ネームに関しては以下の記事でも詳しく解説していますので、参考にしてください。

≫Webtoonのネーム作家とは?仕事内容や求人募集を探す際の注意点を解説

線画

線画は、ネームに従ってキャラクターや背景を線で書き起こす作業工程です。動きのある表現やスマートフォン・タブレットに最適化する作画力が求められるため、イラスト制作の経験がある方に適した業務です。また原作のタッチに合わせて画風を再現するスキルも必要です。クオリティやスピードなど案件によって求められるものが違うため、スキルレベルに応じて柔軟に業務を受けることができます。

着彩

着彩は、線画に対してPhotoshopやClip Studioなどのデジタルツールを使用して色を加える工程です。着彩は指定された色味やテイストに沿って行うため、ソフトの操作さえできれば未経験者でも担当しやすい工程である一方、肌のグラデーションや背景の光彩処理など、色彩感覚が重視されます。在宅や業務委託での発注が多いため、副業として取り組む人も増えています。

編集アシスタント

編集アシスタントは、セリフや効果音の追加、画像の調整など、編集業務全般をサポートする役割です。業務内容がマニュアル化されていることも多いため、着彩工程同様に在宅などでの発注も多くなっています。セリフ入力で必要なタイピングスキルやマニュアル通りにミスなく作業する処理の正確性などが重視されるため、デザイナー層にもチャンスのある工程です。

営業

営業は、出版社や制作スタジオ、プラットフォーム運営会社との関係構築、新規開拓、売上やユーザー投稿の分析などから、戦略の立案、販促施策の企画・実行などを行う役割です。クラウドソーシングサイトやSNSなどを活用して接点を作り、ディレクションや案件獲得を行う場合もあります。意外にも在宅での業務発注も多い分野であり、フリーランスの営業経験者などが活躍しているため、非デザイナー系の方でも比較的参入しやすい分野といえます。

Webtoonの在宅ワークに応募する際の注意点

Webtoonの在宅ワークに応募する際の注意点
ここでは実際にWebtoonの在宅ワークに応募する際に注意すべき点についてご紹介します。

制作環境を整える

1つ目の注意点は、制作環境を整えておくことです。Webtoonの作業はすべてデジタル環境で行うため、PC・ペンタブレット・液晶タブレット・安定したネット環境など、制作に必要なものは一通り揃えておく必要があります。着彩などの工程では微妙な色の違いがクオリティに影響するため、モニターは発色精度の高いものを用意しておくと、納品物のクオリティアップにつながります。Clip StudioやPhotoshopは必須と言う場合が多いため、あらかじめ操作方法などのスキルは一通り学んでおいたほうがよいでしょう。

加えて、クライアントとの連絡手段としてChatworkなどのチャットソフトを利用することが多いので、クライアントに合わせてアカウントを作成しておくとスムーズです。

ポートフォリオを作成する

2つ目の注意点は、ポートフォリオを作成しておくことです。ポートフォリオとは、自身の作品集などを作成し、スキルを可視化するものです。ネームや作画、着彩などでは作品のクオリティに合わせたスキルが要求されるケースが多いので、ポートフォリオを作成しておくことで自身のスキルレベルをクライアントに伝えられるため、受注につながりやすくなります。

ポートフォリオは、pixivやSNS、ポートフォリオ用サイトのリンクで提出することができるため、自分が担当したい業務内容に合った作品を用意しておきましょう。また、作成する際には権利関係にも注意が必要です。自身が過去に制作したオリジナル作品であれば、安心して利用できるのでおすすめです。

自己PRをまとめる

3つ目の注意点は、自己PRをまとめることです。自身のスキルやこれまでの経験、使用可能ツールや希望職種などをクライアントに明示できるよう、自己PR文を用意しておきましょう。クライアントによってフォーマットの指定の有無は異なりますが、いずれにしても読みやすく作成しておくことがポイントです。また過去の仕事の実績やそこで得たスキルなど、パーソナルな側面も記載しておくと、クライアントに対する印象もアップするのでおすすめです。

応募や契約の条件を確認する

4つ目の注意点は、応募や契約条件を事前に確認しておくことです。Webtoonに関する案件は、報酬形態や納期、権利関係、制作体制などが案件によって異なります。案件に応募する際にはこれらの条件が記載された業務委託契約書や募集要項を隅々までチェックしておくことが重要です。とくに納品した成果物の使用範囲や修正可能回数などは、ご自身の作品に大きく影響するため、必ずチェックするようにしましょう。

スケジュール管理を徹底する

5つ目の注意点は、スケジュールの管理を徹底することです。案件が集中すると、複数を同時進行する必要があったり、修正対応に追われたりすることも多いため、納期も含めたスケジュール管理が重要です。納期遅延はクライアントからの信頼を大きく損なうため、カレンダーアプリなどを活用して必ずスケジュール管理をしましょう。また修正依頼などは突発的に発生することが多いため、余裕のあるスケジュールにしておくのがポイントです。

Webtoon在宅ワークは、自分のスキルを活かせる新しい働き方

Webtoon在宅ワークは、自分のスキルを活かせる新しい働き方
本記事では、Webtoonの在宅ワークに関して、その作業工程や仕事を受注する際の注意点などについて、詳しく解説しました。Webtoonはデザイナー系の業務が多くありますが、完全分業制という特徴から未経験や完全在宅でも始められる仕事が多く存在します。着彩や編集アシスタントは、クラウドソーシングなどで募集されるケースも多く、案件をこなしながらスキルを磨くことも可能であり、副業やフリーランスとしても魅力的な選択肢です。

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