1. キャラクター転職求人トップ
  2. ブログ一覧
  3. 推し活マーケティングとは?失敗する原因と成功のポイント、事例を紹介

推し活マーケティングとは?失敗する原因と成功のポイント、事例を紹介

推し活マーケティングとは?失敗する原因と成功のポイント、事例を紹介
「推し活マーケティング」は今や、さまざまな企業で展開されているマーケティング手法です。ローソンやソフトバンク、タワーレコードの企画も成功していて、マーケティングを行ううえでは見過ごせない手法となりました。

今回の記事では推し活マーケティングの概要やメリット・デメリットとともに、実際の事例もご紹介します。推し活マーケティング関連職種に就きたいと考えているなら、まずはこれらの基本知識を身につけていきましょう。

推し活マーケティングとは?

推し活マーケティングとは?
「推し活マーケティング」とは、推しを応援するための支払いを促すマーケティング方法です。推しへの支払いを促すことにより、自社の売上拡大を目指せます。消費者の気持ちを後押しし、さらなる売上を目指す手法です。それでは推し活マーケティングについてさらに詳しく見ていきましょう。

メリット

最初に推し活マーケティングのメリットについてご紹介します。

● ファンによる宣伝効果が期待できる
● ファンコミュニティによって長期的な売上が期待できる
● ファンの欲求を満たせる
● 低コストで宣伝効果を得られることがある

ファンは推しを応援するためにSNSなどで自発的に宣伝をしてくれます。そしてキャラクターがブランドとなりファンがコミュニティに帰属意識を持てば、長期的な売上が期待できるかもしれません。結果的に企業がそれほどの宣伝コストをかけなくても、マーケティングに成功することも多いでしょう。ファンの「応援したい」という欲求も満たされ、低コストかつ効果的なマーケティングを行えるのが推し活マーケティングです。

デメリット

続いてはデメリットについて見ていきましょう。

● ニッチなニーズを狙いすぎるとターゲットが限定的になる
● 費用対効果が低くなることがある

推し活マーケティングは「対象の人や物を推している人に対するマーケティング」です。そのため興味のある一部の人を強烈に惹き付けるものの、興味のない大多数の人にとっては購買意欲が湧かないものになってしまうリスクもあるでしょう。結果的に宣伝費用に対して売上が低くなり、費用対効果が下がる可能性もあります。

失敗する原因

推し活マーケティングに失敗する原因は次の3つです。

● ファンの行動や心理を理解しないまま実践する
● ニーズに合わないものを打ち出す
● 短期的な利益を重視しブランドイメージを壊す

マーケティングにおいて重要なのは、ファンの心理を深く理解し、ニーズに合ったものを提供することです。短期的な利益を重視して推しのイメージを壊してしまっては、その後の売上が落ち込んでしまうことも考えられます。

成功させるためのポイント

反対に推し活マーケティングを成功させるには、次のようなポイントを意識しましょう。

● 推しを主役にする
● 宣伝意欲を高める仕組みにする
● 持ち運びできる商品にする
● 推しとの関連性のある商品にする

まずは推しを主役にし、推しと関連性のある商品を打ち出すことが重要です。そのうえで持ち運びできる大きさの商品であれば、旅行先や外出先での記念撮影に使え、SNS投稿による宣伝・拡散効果も狙いやすくなります。

業務の魅力

推し活マーケティングの魅力は、企業とファンの欲求を同時に満たせることでしょう。マーケティングが成功すれば、企業はより多くの利益を得られます。そして推し活の一環として消費したファンは、推し活を行えたことによって欲求が満たされるはずです。消費する側と提供する側のどちらの欲求も満たせることは、推し活マーケティングにおける最大の魅力と言えます。

推し活マーケティングの事例

推し活マーケティングの事例
それでは推し活マーケティングの実際の事例について見ていきましょう。

初音ミク×ローソン

ローソンにて行われたのは、ボーカロイドである初音ミクのフィギュアをくじの景品とした事例です。他に鏡音リン、鏡音レンのフィギュアも景品となりました。賞はA~Gまであり、フィギュア以外にもアクリルスタンドや缶バッジセット、クリアポスターも展開。ラストゲット賞としてパールカラーバージョンの初音ミクフィギュアもあり、ファンのコンプリート欲を刺激するラインナップです。

参照元:ローソン公式HP(https://www.lawson.co.jp/lab/entertainment/art/20250225_kujimiku.html


あんさんぶるスターズ!×JOYSOUND

JOYSOUNDはあんさんぶるスターズ!とのコラボレーション企画を実施しました。ルームでのライブ映像無料配信をはじめ、コラボドリンクやプレゼントが当たるキャンペーンを展開。無料配信ライブ映像で、ファンはJOYSOUNDに訪れるだけでも楽しめるはずです。

さらにコラボドリンクは全14種類あり、注文した方にはオリジナルノベルティプレゼントが配布されます。歌うとその場でスピードくじがひけるなど、ファンの心をくすぐるような巧妙な推し活マーケティングです。

参照元:PR TIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002503.000004747.html


おそ松さん×ロクシタン

おそ松さんとのコラボで、カスタマイズ製品を打ち出したのがロクシタンです。おそ松さん兄弟にちなんだデザインのシアバターを発売し、さらに限定デザインのシアバター12色セットも展開しました。双方には関連性がないように感じられるかもしれませんが、ロクシタンのリニューアルとおそ松さんの映画公開が同時期に重なったことで、それらを記念するキャンペーンであったとのことです。

参照元:WWDJAPAN(https://www.wwdjapan.com/articles/1338513


VOYZ BOY×ソフトバンク

VOYZ BOYとLINE通話ができるという体験を提供したのがソフトバンクです。「LINEMO」の「LINEギガ消費ゼロ」とのコラボで、福井 巴也、石橋 弘毅、赤名 ⻯之輔の3人が動画とともに、ファンにとって嬉しいセリフを伝えてくれるというもの。特別な体験が味わえるファンにとっては垂涎ものの企画です。

参照元:PR TIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000103273.html


Oshicoco×タワーレコード

これまでもさまざまな推し活グッズを提案してきたタワーレコードは、Oshicocoとのコラボにより、リングライト専用推し活グッズを開発しました。リングライトをキーホルダーとして持ち運べるホルダーで、外出中でも常に推しの存在を身近に感じられるアイテムとして人気です。ペンライトやタオルの持ち運びにも活用でき、リングライトに限定しない用途の広さから需要の拡大も期待できるでしょう。

参照元:PR TIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000102.000095735.html


推し活マーケティングの関連職種

推し活マーケティングの関連職種
これから推し活マーケティングを仕事にしていきたいと思われるなら、次のような関連職種があります。

● キャラクターの企画・開発
● キャラクターマーケティング
● 動画制作
● 宣伝プロモーション

キャラクターマーケティング会社では、まずは推しそのものを創造するキャラクターの企画・開発業務が考えられます。企画・開発とともにマーケティングを行うケースもあります。また、作られたキャラクターを広めるための動画を制作する職種や、動画やその他のプロモーション素材を活用して販売・宣伝活動を行う宣伝プロモーションも、推し活マーケティングに深く携わる職種です。

これらの職種についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事で解説していますのでぜひ参考にしてください。

≫キャラクターマーケティングとは?成功例や会社への就職・転職方法も紹介
≫アニメ・キャラクターグッズに関わる仕事がしたい!業種や職種を詳しく解説

推し活マーケティングはファンと企業の双方にメリットがある

推し活マーケティングはファンと企業の双方にメリットがある
推し活マーケティングは、基本的に「ファンの推しへの金銭的応援を促すマーケティング手法」です。しかし企業による搾取ではありません。成功すれば企業は利益を得ますが、同時に「推しを応援したい」というファンの気持ちも満たされます。したがって企業もファンも幸せになれる優れた手法だと言えるでしょう。

推し活マーケティングによって多くの人を幸せにしたいと思われるなら、ぜひキャラ転をご利用ください。キャラクター関連職に特化した求人サイトであり、推し活マーケティングの好条件求人情報も見つかるかもしれません。