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Vtuberライブの仕組みとは?有観客の見え方やリアルライブの事例などを紹介

Vtuberライブの仕組みとは?有観客の見え方やリアルライブの事例などを紹介
近年、バーチャルな存在でありながら、現実世界と変わらない熱狂を生み出すVtuber(バーチャルYouTuber)のライブ。その舞台裏では、高度なテクノロジーが駆使されています。

この記事では、Vtuberライブは一体どのような仕組みで実現されているのか、モーションキャプチャーから3Dモデリング、AR/VRといった特殊効果までを分かりやすく解説します。また、有観客のリアルライブと無観客のライブ配信では何が違うのか、その見え方や体験の違いにも迫ります。さらに、個人勢から大手事務所、グループによるライブツアーまで、多彩な開催事例をご紹介していますので、ぜひ最後までお読みください。

Vtuberライブの仕組み

Vtuberライブの仕組み
Vtuberライブは、単なるキャラクターの映像配信とは一線を画す、高度な技術によって支えられたエンターテインメントです。まるで現実のアーティストがステージでパフォーマンスを繰り広げるかのような臨場感と、バーチャルならではの自由な表現が魅力となっています。ここでは、Vtuberライブがどのようにして実現するのか、その主要な要素を解説していきます。

モーションキャプチャー・フェイストラッキング

モーションキャプチャーは、演者の体の動きをデジタルデータとしてリアルタイムに取り込み、アバターに反映させる技術です。専用センサーやカメラで動きを認識し、自然で滑らかな動きを実現します。

フェイストラッキングは、演者の顔の表情を読み取り、アバターの表情を豊かに変化させる技術です。目の動きや口の開閉などが反映され、視聴者はVtuberに親近感を抱きます。

特殊効果(AR・VRなど)

AR(拡張現実)は、現実世界の映像にCGを重ねて表示する技術で、現実とバーチャルが融合したインタラクティブな体験を提供します。

VR(仮想現実)は、専用ヘッドセットで視聴者をバーチャル世界に没入させ、ステージにいるような臨場感を味わえます。これらの技術は、Vtuberライブの表現力を大きく高めます。

ライブ配信プラットフォーム

制作されたライブ映像は、YouTube Live、ニコニコ生放送、Twitchなどのライブ配信プラットフォームを通じて視聴者に届けられます。これらのプラットフォームは、高画質・高音質の配信に加え、チャットや投げ銭などの機能を提供し、視聴者とのコミュニケーションを可能にします。

プラットフォームによっては、独自のAR/VR技術に対応している場合もあります。

有観客のリアルライブと無観客のライブ配信の違い(見え方は?どこにいる?)

有観客のリアルライブでは、会場の大型スクリーンにVtuberの映像が映し出され、観客は一体感を味わえます。現実の熱気を感じられる特別な体験です。

一方、無観客のライブ配信では、視聴者は自宅からインターネットを通じて視聴し、コメントなどで他の視聴者やVtuberと交流できます。AR/VR技術で臨場感を得ることも可能です。どちらの形態も、それぞれの魅力があります。

Vtuberライブの開催事例

Vtuberライブの開催事例
近年、多様な形式で開催されているVtuberライブの事例をご紹介します。それぞれのライブがどのような特徴を持ち、どのような盛り上がりを見せたのかを見ていきましょう。

個人Vtuberのリアルライブ

個人Vtuberによるリアルライブは、規模は比較的小さいものの、近年注目を集めています。Vtuberの活動は主にオンラインが中心ですが、ファンとの直接的な交流を求める声が増えていることから、リアルイベントの需要が高まっています。

例えば、SHOWROOMなどの配信プラットフォームを活用し、リアルタイムでのライブパフォーマンスを行うケースが増えています。特に、ファンとの距離が近く、アットホームな雰囲気の中で行われるライブが特徴的です。また、一部の個人Vtuberは、小規模な会場を借りてリアルライブを開催し、観客の前で直接パフォーマンスを披露することもあります。このようなライブでは、バーチャル空間とは異なり、リアルな音響設備や照明演出を駆使することで、よりダイナミックな表現が可能となります。

VTuber事務所主催の配信イベント

多くのVtuberが所属する事務所が主催する配信イベントは、所属タレントの魅力を最大限に引き出す場として、組織力や企画力を活かした、大規模かつ高品質なイベントが多いのが特徴です。

例として、にじさんじが開催した「にじさんじ 4th Anniversary LIVE『FANTASIA』」では、多数のライバーが出演し、歌やダンスなど多彩なステージを披露。会場とオンライン配信で多くのファンを魅了しました。事務所主催のイベントは、所属タレントの認知度向上やファン層の拡大に貢献し、個人では難しい大規模な企画や企業コラボレーションなどを実現できるため、ファンにとって見逃せない機会となります。

Vtuberグループのライブツアー

複数のVtuberが所属するグループによるライブツアーは、メンバーそれぞれの個性とグループのチームワークが織りなす、一体感のあるステージが魅力です。広範囲のファンに直接会える貴重な機会となります。

例として、にじさんじの「にじさんじ WORLD TOUR 2025 Singin’ in the Rainbow!」は、全国ライブツアーを仙台、名古屋、横浜、神戸、福岡、広島、東京の7都市を巡り開催されます。このようなライブツアーは、グループの絆を深め、各地のファンとの交流を通じて人気を拡大する重要な活動です。ツアーならではの特別な演出やグッズも、ファンにとって大きな魅力となります。

有観客の年越しカウントダウンライブ

年末年始の特別なイベントである年越しカウントダウンライブは、ファンと共に新年を迎える一体感が魅力です。特別な演出も多く、忘れられない思い出となります。

例として、にじさんじは有観客カウントダウンライブ「NIJISANJI COUNTDOWN LIVE 2024→2025」を開催。多くの所属タレントが出演し、歌やトークでファンと新年を祝いました。会場と配信で多くのファンが一体となり、大きな話題となりました。年越しカウントダウンライブは、一年の締めくくりと始まりをファンと共に祝う特別な機会であり、Vtuberとファンの絆を深める場となっています。

参照元:Yahoo!ニュース(https://news.yahoo.co.jp/articles/1dcf70a1286c9680e7885617d9aac9d5b04c11f9



無観客のARライブ配信

無観客ライブ配信では、場所を選ばずに多くのファンが参加できますが、近年ではAR技術の活用で新たな視聴体験が生まれています。例えば、ソニーの「mocopi」を活用したARライブ配信のデモンストレーションでは、Vtuberが特別な機材なしで高品質なARライブ配信を手軽に行える可能性が示されました。視聴者はスマートフォン等を通して、Vtuberが現実空間に現れたかのような映像を楽しめます。

このような無観客ARライブ配信は、物理的な制約を受けない自由な演出を可能にし、視聴者のいる場所にVtuberが現れるという新たなインタラクティブ体験を通じて、ファンとの繋がり方を深める可能性を秘めています。

Vtuberのライブを支える職種

Vtuberのライブを支える職種
Vtuberの魅力的なライブパフォーマンスは、多くの専門職によって支えられています。まず、キャラクターデザインを担当するキャラクターデザイナー、そのキャラクターを3Dモデルにする3Dモデラー。ライブ中の動きを捉えるモーションキャプチャーエンジニア、視聴者に映像を届けるライブ配信エンジニアも重要です。

さらに、ライブ全体の演出を考えるライブディレクター、照明や音響で盛り上げるテクニカルスタッフも欠かせません。他にも、活動を支えるマネージャーや、イベントを企画・運営するイベントプランナーなど、多くのプロフェッショナルがVtuberライブを支えています。

より詳しい情報については、以下の記事でまとめていますのでぜひ参考にしてください。

≫VTuberを裏方として支えたい!VTuberに関連する仕事の種類を解説

進化し続けるVtuberライブの世界で活躍しよう

進化し続けるVtuberライブの世界で活躍しよう
この記事では、Vtuberライブの基本的な仕組みから、多様な開催事例、そしてそれを支える職種までを幅広くご紹介しました。モーションキャプチャーや3Dモデリングといった最先端技術が、Vtuberの魅力を最大限に引き出し、有観客・無観客問わず、多くのファンに感動を与えています。

Vtuberライブの世界は、技術の進化とともに常に新しい表現方法を生み出し、エンターテイメントの可能性を広げています。このエキサイティングな世界を支える一員として、あなたのスキルや情熱を活かしてみませんか?キャラクター業界限定の求人サイト「キャラ転」では、Vtuber業界の様々な求人情報を掲載しています。興味のある方は、ぜひ気軽にご覧ください。