アニメ制作会社の営業職ってどんな仕事?向いているのはこんな人!面接時のポイントも紹介

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アニメ制作会社の営業職ってどんな仕事?向いているのはこんな人!面接時のポイントも紹介

「営業経験を活かしてアニメ業界に転職したい」
「クリエイターを裏で支える仕事がしたい」
そんな求職者の方におすすめなのが、アニメ制作会社の営業職です。本記事では、制作会社営業職の業務内容や、メリット・デメリット、求められるスキルなどについて解説します。アニメ・キャラクター業界への転職を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

アニメ制作会社の営業職とは

アニメ制作会社の営業職とはアニメ制作会社といえば、アニメーターや作画監督など、アニメ制作に直接関わるクリエイター職を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?そんな中、作品の企画段階から、収益拡大まで、さまざまなフェーズでアニメ制作を支えているのが営業職のポジションです。一般的なアニメ制作会社では営業職の役割は大きく分けて「①原作探し・企画提案」「②出資先探し」「③収益拡大」の3つがあります。本章では、営業職の3つの業務内容について、詳しく解説します。

①原作探し・企画提案

アニメ制作は企画からスタートします。一般的には、プロューサーが原作を持ち込んだり、原作サイドからアニメ化を提案してきたりすることが多いものの、営業が原作を持ち込むケースや制作会社が原案から手がけるケースも存在します。営業職は、原作の契約手続きを進めるほか、ヒットしそうな原作を自ら探したり、新しいアニメの企画提案を行ったりと、さまざまな形で企画に関わります。

②出資先探し

営業職にとって最も重要な仕事が、出資先への企画提案です。日本のアニメ業界では、広告会社や放送局、おもちゃメーカーなど、さまざまな企業が1本のアニメのために製作資金を出し合う「製作委員会」と呼ばれる方式でアニメを作るのが一般的です。制作会社の営業は、作品に出資してくれる企業を探し、製作委員会を立ち上げるという重要な任務を担っているのです。

③収益拡大

放送されるアニメ作品のプロモーション活動や、映画化・舞台化など他媒体への展開、コラボ商品やキャンペーンの企画などを取り仕切る部署と、外部企業との橋渡し役など、作品の収益を最大化するために、あらゆる角度から営業活動を行います。

アニメ制作会社・営業職のメリットとデメリット

アニメ制作会社・営業職のメリットとデメリットアニメ制作会社の営業職は、多様な業務を通して人脈や経験値を蓄積できるのが魅力です。また、さまざまなスキルが求められるため、アニメ業界の経験がない人でも自身がこれまで築いてきたキャリアやスキルを生かせるでしょう。

アニメ業界は、低賃金・長時間労働など、働き方の課題が指摘されています。昨今は、業界全体が労働環境の改善に取り組む動きが見られますが、制作会社によっては、昔ながらの体制が改善できていないケースもあるでしょう。

そのため、制作会社の営業職を志望する場合は、制作実績や業務内容だけでなく、労働環境についてもしっかり確認しておくことが重要です。キャラ転では、実際に企業に入社した方のリアルな口コミを掲載しています。給与や職務内容のほか、労働環境もチェックできるので、転職・就職先探しに活用してみてはいかがでしょうか。

アニメ制作会社の営業職に必要なスキル

アニメ制作会社の営業職に必要なスキルアニメ制作会社の営業職は、特化型よりも、豊富な知識・幅広いスキルを使いこなすバランス感覚が求められます。また、外部に作品の魅力をプレゼンするにあたっては、自社のタイトルに愛情を持ち、楽しんで仕事ができる人が向いていると言えるでしょう。以下では、制作会社の営業職に求められるスキルについて、詳しく解説しています。

①「アニメが好き」という気持ち

営業職は、クリエイターが情熱をかけて制作したタイトルを世の中に送りだす重要な役割を担っています。直接制作に関わることがなくても、「アニメが好き!」「この作品の魅力を誰よりも語れる!」という気持ちを持っていることは、仕事で成果を上げるための強みになるでしょう。

②好奇心と行動力

営業職は、アニメ作品の企画にかかわる0→1の仕事から、すでにあるタイトルをさまざまな業界に展開する1→10の仕事まで、幅広い業務に関わります。時世や流行にアンテナを張り、新しいことや面白いことに積極的に関わっていく好奇心と行動力が求められます。

③共感力

アニメをヒットに導くのは、作品の良し悪しだけではありません。いかに世の中に認知され、話題を生めるかが営業の腕の見せ所になるでしょう。今流行しているコンテンツや、人気のイベント・グッズなど、視聴者の立場に立ってニーズを探れる共感力が必要とされるでしょう。

④コミュニケーション力

アニメ制作会社の営業職は、業界内外でのさまざまなつながりが求められます。コミュニケーション力を磨き、幅広いネットワークやコネクションを築くことが大切です。

⑤企画提案力

外部の企業を巻き込んでプロジェクトをヒットに導くには、説得力のある企画や提案力が重要です。アイデアを出すだけでなく、そのアイデアを実行するメリットを伝えられる、企画構築力と提案力を磨きましょう。

⑥謙虚さやチームワーク

アニメ作品は多くの人が関わって制作され、世の中に送りだすことができます。営業職に限った話ではありませんが、年齢や立場は関係なく、お互いの仕事に敬意を払い、相手から学ぶ謙虚さやチームワークが、作品の成功には欠かせません。

⑦マーケティング思考

営業職には、次の一手を考えながら収益の最大化を目指すビジネス視点が求められます。
作品を客観的な視点で分析し、視聴者のニーズを分析できるマーケティング思考が役に立つでしょう。

アニメ制作会社営業職のやりがい

アニメ制作会社営業職のやりがいアニメ制作会社の営業職の魅力は、一言で言えば「好きなアニメの魅力を多くの人に伝えられる」という点にあります。本章では、アニメを世の中に発信するという営業職のやりがいについて、くわしく解説します。

①ヒットを生み出せる

マーケティング視点でさまざまな施策を仕掛け、アニメ作品をヒットに導けるのは営業職ならではのやりがいです。中には、世界的なヒット作品が生み出せることもあるでしょう。自分が手がけた作品を世界中の人が楽しんでくれるということは、大きなやりがいにつながります。

②新しい展開を生み出せる

一般的に制作会社の営業職は、おもちゃメーカーや放送局など、業界内で営業活動を行うことが多いのですが、業界外の異業種にも営業活動を広げていくことで、これまでにないコラボやイベントが生まれる可能性があります。業界の枠を超えて新しい展開を生み出すことで、視聴者層の拡大につながり、やりがいも大きくなるでしょう。

【まとめ】面接でアピールすべきこと・制作会社への転職はキャラ転へ!

アニメ制作会社への就職・転職というと、「専門知識がないと難しそう」と思われがちです。しかし、営業職であれば、求められるスキルも広く、これまで自分が蓄積してきた経験や知識を生かして活躍できるチャンスが広がっています。

マーケティング思考や提案力、コミュニケーション力など、ビジネスにおいて凡庸性の高い能力を生かせるでしょう。また、出資金集めや他媒体への展開のため、作品を外部にプレゼンする際は、営業力や経験値以上に、「アニメが好き」という気持ちがダイレクトに役立ちます。

そのため、面接においては、ビジネス感覚とアニメへの情熱、両方を持ち合ていることをアピールするのがおすすめです。

キャラクター業界への就職・転職に特化した「キャラ転」では、キャリアのコンサルティングから、豊富な求人とのマッチング、終業後のケアまで、制作会社の営業職を目指す方をさまざまな角度からサポートいたします。まずは会員登録で、希望の職種やキャリアを探してみてください!