メタバースの求人とは？仕事と探し方を解説

メタバース関連の求人は、バーチャル空間でのコミュニケーション・イベントが盛んになるにつれて急増してきました。「アバターや空間のデザインをしてみたい」「メタバース内で働いてみたい」と思われている方も多いのではないでしょうか？

本記事ではメタバース関連の求人情報の探し方や募集されている主な職種、メタバース内で働くメリット・デメリットについてご紹介していきます。

ここでは、メタバース関連求人でよく見られる主な職種を紹介します。代表的な職種として、以下の6つが挙げられます。

● プロデューサー
● エンジニア
● デザイナー・モデラー
● マーケター
● Vtuber
● アバター接客スタッフ

それぞれについて詳しくご紹介していきます。

プロデューサー

最初に紹介するのは、メタバース全体を統括するプロデューサーです。プロデューサーの役割とは、制作するにあたっての総責任者となること。つまり、メタバースを制作するときの企画から予算の検討、スタッフの配置、制作進行の管理などを統括する職種を指します。

メタバースの完成度は、プロデューサーの手腕に大きく左右されます。制作においての責任を負う重大な役割であるからこそ、メタバース業界に関心がある方にとって、やりがいのある職種の一つです。

エンジニア

メタバース関連職種の求人では、エンジニアの募集もよく見られます。メタバースエンジニアは、メタバースの開発に携わる技術職を指します。以下の3つの職種に分類されます。

● ゲーム開発エンジニア
● アプリ開発エンジニア
● インフラエンジニア

同じメタバースエンジニアであっても、ゲームを開発するのか、アプリを開発するのか、インフラの整備を行うのかによって仕事の内容が変わります。開発系のエンジニアであれば、メタバースを取り入れたゲームやアプリなどのサービスを開発することが主な仕事内容です。一方、インフラエンジニアはサーバやネットワーク、セキュリティなどの構築や管理を主に担当し、運用や保守も含まれます。

デザイナー・モデラー（空間やアバターの制作）

メタバースの世界に最も近いのが、デザイナーやモデラーです。どちらもメタバース空間や、空間の中に存在するアバターの制作を担当する職種。たとえば次のようなものの制作を任されるでしょう。

● メタバースの中の景色や雰囲気
● イベント会場での背景・小道具
● 建築物のデザインや制作
● アバターの外観
● アバター用の洋服やアクセサリー

メタバースの世界を自分で創造してみたいと思われる方にとっては、創造性を発揮できる、やりがいのある職種の一つです。メタバースの世界は、デザイナーやモデラーによって創られるものです。「モデラー」と呼ばれる職種にご興味がある方は、以下の記事もぜひ参考にしてください。モデラーとして働く際の収入や未経験からの目指し方についてわかりやすく解説しています。

≫キャラクターモデラーとは？年収や未経験から目指す方法、求人探しの注意点など

マーケター

メタバース内外でマーケティングを担うのが、マーケターの主な役割です。どちらでマーケティングを行うかによって業務は変わりますが、主に次のような業務内容となっています。

● メタバース内での広告出稿やイベント開催
● デジタルアイテムの販売
● メタバース空間作成による自社のブランディング
● プレスリリース作成
● テレビCM、インターネット広告、SNSを活用した宣伝活動
●オフラインイベントの開催

マーケターの求人では、海外のメタバース市場で働ける人を募集しているケースもあり、グローバルに活躍したいと思われている方にもおすすめの職種です。

Vtuber

メタバースを利用して、Vtuberとして働いている方もいます。メタバース内で配信を行って収益を得たり、ユーザーからのチャットに対応して報酬を得たりする働き方です。場合によっては24時間のうちいつ働いても良いとしている企業もあり、自由な働き方を希望している方に適しているでしょう。

アバター接客スタッフ

最後にご紹介するのは、アバターとして接客するスタッフについてです。メタバース内には観光案内や空間の説明をするアバターが存在します。またデジタルアイテムを販売するショップには、販売スタッフも必要です。業務内容は現実世界での案内係やショップ店員とほとんど変わりません。アルバイトとしての募集も多く、比較的始めやすい職種の一つです。

メタバース業界での求人募集は、さまざまな職種におよびます。これから働いてみたいと思われているなら、まずはメタバース業界で働くメリットとデメリットについて知っておきましょう。

メリット

● 出社の必要がない
● どこででも自由に働ける
● さまざまな人とのコミュニケーションが楽しめる
● 現実世界で得たスキルを活かせる
● メタバース空間で働く楽しみがある

デメリット

● 孤独感が強くなることがある
● トラブルに巻き込まれることがある
● メタバースやITに関する知識が必要となる

まずは出社の必要がないこと、自宅やカフェ、外国などどこでも好きな場所で働けることが大きなメリットであると言えます。多くの企業は在宅ワーク可としており、一般的な雇用よりも自由度の高い働き方ができるでしょう。メタバース内では外国の人や遠方の人とコミュニケーションがとれることも多く、楽しみながら働けるかもしれません。

しかし実際に人と接しているわけではないので、人によっては孤独感が強くなることがあるでしょう。またインターネットを利用するからには、サイバー攻撃や情報漏えいなどのトラブルに見舞われる可能性も。セキュリティ面も含め、ある程度のITへの知識が必要です。

メタバースの求人情報を探す際は、以下の方法を活用するとよいでしょう。

● 求人サイトで検索する
● 企業のリクルートページから応募する
● メタバース関連の掲示板をチェックする
● メタバース内の求人掲示板をチェックする

求人サイトの利用や企業の公式リクルートページからの応募は、他業界と同様の手法です。しかしメタバース業界ではプラットフォーム内や関連する掲示板に求人情報が掲載されていることも珍しくありません。4つの方法を駆使して、自分が働きたいと思える求人情報を主体的に見つけましょう。

メタバース業界にはさまざまな職種があります。プロデューサー、エンジニア、デザイナー、Vtuberなど、これからメタバース関連の仕事に携わりたいと考えている場合は、まずはどの職種が自分に適しているかを考えてみてください。

そして働きたい職種が決まったなら、あらゆる方法で求人情報をチェックしましょう。メタバース関連の求人一覧はこちらのサイトにも掲載されていますので、新たな一歩を踏み出すための参考資料として、ご確認ください。