アニメキャラクターの描き方！人気キャラクターの特徴や関連職種も紹介

アニメがお好きな方であれば、アニメキャラクターを描いてみたいけれど、どうすればいいかわからない…と思われている方もいるのではないでしょうか。キャラクターを作ったり、自分で絵を描いたりするのは難しそうに思えるはずです。

しかしコツを押さえて練習をすれば、アニメキャラクターの描き方はそれほど難しいものではありません。実力が身につけばアニメキャラクター関連の職種への転職も可能でしょう。そこで本記事では、アニメキャラクターの描き方と関連職種情報をご紹介します。

人気のアニメには、やはり魅力的なキャラクターが登場することが多いものです。そこで知っておきたいのが、魅力的なアニメキャラクターの描き方と特徴です。

まずはどのような特徴を持ったアニメキャラクターが人気となりやすいのか見ていきましょう。

個性的である

人気のキャラクターは、それぞれ特有の個性を持っています。個性的であることは、アニメを観る人を惹き付けるために欠かせない要素です。

たとえば「明るくて元気」「わがままで高飛車」「無口で内向的」「悩みが多く人が苦手」など、さまざまに考えられますが、どのような個性でも構いません。キャラクターを描くときには、1人のキャラクターとして自立できるだけの性格が設定されている必要があります。

読者が感情移入できる

アニメキャラクターを描くときには、観る人が感情移入できるようにすることも大切でしょう。キャラクター1人1人に性格があり、観ている人はキャラクターに対して感情移入します。するとストーリーの展開に応じて感動したり、緊張したり、胸を高鳴らせたりできるようになるはずです。

感情移入は、観る人がキャラクターの中に自分との共通点を見つけたときに起こります。まるで自分の体験のように感じられるからこそ感情移入するので、キャラクターの性格をしっかりと明確にすることがなによりも重要でしょう。

長所も短所もある

実際に生きている人間に長所や短所があるのと同じく、魅力的なキャラクターには長所も短所もあります。アニメキャラクターの描き方でポイントとなるのは、長所と短所の両方を持たせることです。

たとえばエヴァンゲリオンの綾波レイは、無口で内向的で、感情に乏しいイメージです。しかしその性格は感情的にならず、冷静で合理的な判断を下せるという長所にもなります。長所と短所は表裏一体であり、キャラクター特有の魅力となります。長所だけを持つキャラクターを作るよりも、短所もあるキャラクターを作る方が観る人の印象に残るかもしれません。

設定が細かい

アニメキャラクターの描き方でぜひ意識したいのが、設定の細かさです。キャラクターを引き立てるのは「複雑さ」。たとえば「無口で孤独なキャラクター」を作ったとしたら、なぜそのキャラクターは無口で孤独になったのか考えてみてください。なにか背景が浮かんでくるはずです。

アニメでは表現されなかったとしても、そのキャラクターが誕生した背景を細かく設定すると、キャラクターに奥行きが生まれます。どのようにして生まれ、育ち、何を思い、そのような性格になったのか、設定を細かく決めておきましょう。

それでは実際のアニメキャラクターの描き方について見ていきましょう。道具の準備から色塗りまで、順を追って解説します。

道具の準備

まずは道具の準備をしましょう。画材店に行けばプロが使うような道具もありますが、100円ショップのものでも構いません。とりあえずアニメキャラクターを描けるだけの筆記用具を揃えられれば十分です。道具は鉛筆でもシャープペンシルでもどちらでも使えます。

アナログで描くなら、シャープペンシルとBの芯、もし着色までするなら色鉛筆があれば十分です。もしデジタルで描くなら、iPadとApple Pencilを準備してください。

ラフ画

道具が揃ったら、ラフ画を描いてみましょう。ラフ画とは本格的にキャラクターを描く前に行う、「あたりをつける作業」のことです。

たとえば真っ白な紙にいきなり顔を描いては、全体のバランスが取れなくなってしまいます。そこでバランスを取るために、大雑把にキャラクターを描くのがラフ画です。細かく描き込む必要はなく、大まかな目安となるくらいに描いてバランスを取りましょう。

線画

ラフ画ができあがったら、次は線画を描く段階に進みましょう。ラフ画を目安としながら、細かくキャラクターの輪郭を描き込んでいく言わば「清書」のようなものです。

線画を描くときには、線の太さにメリハリをつけるとはっきりとした印象になります。光源を設定して、影になる部分の線を太く描きましょう。デジタルで描くなら、線が途切れないように意識すると後の作業が楽になります。線が途切れていると、着色のときにバケツツールが使えません。すべて囲うように線画を描くと、色塗りのスピードが変わります。

色塗り

最後に色塗りをしていきましょう。アニメキャラクターの描き方として一般的な「アニメ塗り」と呼ばれる手法は、慣れていない方でも塗りやすいのでおすすめです。

アニメ塗りとはベタ塗りで明暗を表現する手法のこと。細かく明暗をわける必要はありません。たとえば黒のスーツであれば、影になるところを黒で塗り、光が当たるところを暗めのグレーで塗るだけで完成します。塗るときには薄い色から塗り、濃い色を重ねていくときれいに仕上がります。

最後にこれからアニメキャラクターの関連職種に就きたいと思っている方に向けて、関連職種をご紹介します。

●デザイナー
●イラストレーター
●原画マン
●動画マン
●CGアニメーター
●アニメグッズ制作・製造

アニメキャラクターをイチから制作するのであれば、デザイナーを目指すのが最も希望に近い働き方となるでしょう。デザイナーになれば設定段階からキャラクターを作り上げられます。そしてデザイナーが作り上げたキャラクターを、イラストにするのがイラストレーターです。アニメキャラクターの描き方について、スキルを問われる職種ではありますが、絵を描くのが好きな方にとってはやりがいのある仕事です。

原画マンと動画マン、CGアニメーターは、すでに完成されたキャラクターを原画や動画にしたり、CGにして動かしたりする職種です。アニメキャラクターの制作に携われなかったとしても、キャラクターに関わるだけでよければ、アニメグッズの制作や製造の仕事もあります。

アニメキャラクターに関連する職種はさまざまです。ご自身が得意とする分野の中で、アニメキャラクターの近くにいられる職種を選んでください。

≫アニメ制作に関わりたい！3つの工程と仕事の種類を紹介！
≫キャラクターデザイナーになるには？仕事内容や年収、求人募集の注意点などを解説
≫アニメグッズに関わる仕事とは？企画・制作や製造・販売・営業など

アニメキャラクターを描くなら、キャラクターの個性や性格、設定を決めなければなりません。そして道具を揃え、ラフ画・線画・色塗りの技術を高めていきましょう。

これからアニメキャラクターに関わる職種に就きたいと思われているなら、ぜひ「キャラ転」の求人情報をチェックしてみてください。キャラクター関連職種の求人に特化しているサイトなので、キャラクターに携わりながら働ける求人情報が見つかるはずです。