イラストレーターの平均年収はどれくらい?収入を上げるポイントや将来性
イラストレーターはフリーランスとして働く人が多い職種であり、収入の実態がイメージしづらいという声も少なくありません。これから目指す人にとって、どの程度の収入が得られるかは気になるポイントでしょう。
本記事では、最新の統計データをもとにした平均年収に加えて、収入を上げるポイントや将来性を解説します。
本記事では、最新の統計データをもとにした平均年収に加えて、収入を上げるポイントや将来性を解説します。
目次
イラストレーターの平均年収は?
厚生労働省「job tag」(令和7年賃金構造基本統計調査)によると、イラストレーターの平均年収は492.2万円と報告されています。
≫引用:厚生労働省|職業情報提供サイト job tag
就業形態では、自営・フリーランスが88.7%を占めており、正社員として働く人は7.5%です。この結果からも、イラストレーターは組織に属さず個人で活動するケースが主流ということがわかります。
そのため、平均年収も案件量や単価によって変動しやすい働き方といえるでしょう。
なお、ハローワークの求人賃金(月額)は24.6万円と前年度から1.1万円増加しており、就職する場合の採用条件は上昇傾向です。
イラストレーターになる方法は、以下で解説しています。イラストレーターになりたい方は、ぜひ確認してみてください。
≫イラストレーターになるには?大学生・社会人から企業の正社員・フリーランスへ
≫引用:厚生労働省|職業情報提供サイト job tag
就業形態では、自営・フリーランスが88.7%を占めており、正社員として働く人は7.5%です。この結果からも、イラストレーターは組織に属さず個人で活動するケースが主流ということがわかります。
そのため、平均年収も案件量や単価によって変動しやすい働き方といえるでしょう。
なお、ハローワークの求人賃金(月額)は24.6万円と前年度から1.1万円増加しており、就職する場合の採用条件は上昇傾向です。
イラストレーターになる方法は、以下で解説しています。イラストレーターになりたい方は、ぜひ確認してみてください。
≫イラストレーターになるには?大学生・社会人から企業の正社員・フリーランスへ
イラストレーターが年収を上げる4つのポイント
イラストレーターの年収は、工夫やスキルアップによって上がる可能性があります。
ここでは、収入アップにつながる代表的な4つのポイントを解説します。
イラストレーターの報酬は、作品ごとに金額が決まる出来高制が一般的であり、業界や案件によって水準に差が出やすい傾向にあります。
たとえば、個人向けの安価な依頼を中心に活動するよりも、ゲーム業界や大手企業の広告案件、Webメディアなど、予算規模の大きい法人向けの仕事にアプローチするほうが、単価が上がりやすいでしょう。
特にゲームのキャラクターデザインや企業のイメージキャラクター制作は専門性が高く、1件あたり数万円~数十万円の報酬になるケースも少なくありません。
こうした好条件の案件を安定して受注できれば、労働時間あたりの収入向上につながるでしょう。
イラスト制作の技術に加えて、動画編集やコーディングなど周辺分野のスキルを持つことも、収入を上げるポイントの1つです。
Live2Dや3Dモデリングの技術を身につければ、イラストを動かしてアニメ化する案件にも対応でき、依頼の幅が広がります。
また、Webに関するHTMLやCSSの知識は、イラスト制作以外の工程まで一貫して請け負う際に役立つでしょう。1人で複数の工程をこなせる人材は貴重であり、条件面でも優遇されやすくなります。
ほかのイラストレーターとの差別化を図るうえでも、対応できる範囲が広いほうが有利です。
収入を上げるには、自分が得意とするイラストのテイストを明確に伝え、受注につなげる工夫も欠かせません。自身の過去作品をまとめたポートフォリオを用意し、表現の幅が一目でわかる構成にしておくと、依頼側が発注する際の判断材料になります。
ポートフォリオは、実務で手がけた作品だけで構成する必要はなく、自主制作を含めた魅力的な作品を集めて作ることも有効です。
近年は、ポートフォリオをWeb上で公開したり、SNSをポートフォリオ代わりに活用したりするイラストレーターが増えています。
直接営業をかけるのではなく、コンスタントに作品を発信し続けることで、作品を見た相手から依頼が舞い込むケースも珍しくありません。
ポートフォリオの作り方は、以下の記事を参考にしてみてください。
≫イラストレーターは参考にすべき!ポートフォリオの作り方とは
誰が描いたか一目でわかる、独自性の高い表現やキャラクター性を確立できれば、単価の高い依頼を受けやすくなり、年収アップにつながります。
画像生成AIが普及した現在、こうした個性はAIには生み出せない付加価値として重要なポイントといえるでしょう。
唯一無二のスタイルを確立し、「あなたに描いてほしい」と指名される存在になれば、価格競争に巻き込まれることなく、希望する単価で仕事を依頼される可能性が高まります。
さらに、独自のキャラクターや作品にファンがつくことで、グッズ化や版権利用によるロイヤリティ収入が加わり、制作報酬以外の面でも年収を底上げできるケースも考えられるでしょう。
ここでは、収入アップにつながる代表的な4つのポイントを解説します。
単価の高い業界で働く
イラストレーターの報酬は、作品ごとに金額が決まる出来高制が一般的であり、業界や案件によって水準に差が出やすい傾向にあります。
たとえば、個人向けの安価な依頼を中心に活動するよりも、ゲーム業界や大手企業の広告案件、Webメディアなど、予算規模の大きい法人向けの仕事にアプローチするほうが、単価が上がりやすいでしょう。
特にゲームのキャラクターデザインや企業のイメージキャラクター制作は専門性が高く、1件あたり数万円~数十万円の報酬になるケースも少なくありません。
こうした好条件の案件を安定して受注できれば、労働時間あたりの収入向上につながるでしょう。
ほかのスキルと組み合わせて希少価値を上げる
イラスト制作の技術に加えて、動画編集やコーディングなど周辺分野のスキルを持つことも、収入を上げるポイントの1つです。
Live2Dや3Dモデリングの技術を身につければ、イラストを動かしてアニメ化する案件にも対応でき、依頼の幅が広がります。
また、Webに関するHTMLやCSSの知識は、イラスト制作以外の工程まで一貫して請け負う際に役立つでしょう。1人で複数の工程をこなせる人材は貴重であり、条件面でも優遇されやすくなります。
ほかのイラストレーターとの差別化を図るうえでも、対応できる範囲が広いほうが有利です。
ポートフォリオを活かして売り込む
収入を上げるには、自分が得意とするイラストのテイストを明確に伝え、受注につなげる工夫も欠かせません。自身の過去作品をまとめたポートフォリオを用意し、表現の幅が一目でわかる構成にしておくと、依頼側が発注する際の判断材料になります。
ポートフォリオは、実務で手がけた作品だけで構成する必要はなく、自主制作を含めた魅力的な作品を集めて作ることも有効です。
近年は、ポートフォリオをWeb上で公開したり、SNSをポートフォリオ代わりに活用したりするイラストレーターが増えています。
直接営業をかけるのではなく、コンスタントに作品を発信し続けることで、作品を見た相手から依頼が舞い込むケースも珍しくありません。
ポートフォリオの作り方は、以下の記事を参考にしてみてください。
≫イラストレーターは参考にすべき!ポートフォリオの作り方とは
オリジナリティを高めてAI生成との差別化を図る
誰が描いたか一目でわかる、独自性の高い表現やキャラクター性を確立できれば、単価の高い依頼を受けやすくなり、年収アップにつながります。
画像生成AIが普及した現在、こうした個性はAIには生み出せない付加価値として重要なポイントといえるでしょう。
唯一無二のスタイルを確立し、「あなたに描いてほしい」と指名される存在になれば、価格競争に巻き込まれることなく、希望する単価で仕事を依頼される可能性が高まります。
さらに、独自のキャラクターや作品にファンがつくことで、グッズ化や版権利用によるロイヤリティ収入が加わり、制作報酬以外の面でも年収を底上げできるケースも考えられるでしょう。
イラストレーターの年収を左右するスキル
イラストレーターの収入は、画力だけでなく、そのほかのスキルによっても左右されます。
ここでは、収入に影響する代表的な2つのスキルを解説します。
イラストレーターを志す人は多く、似たようなタッチの作品も市場にあふれています。そのため、収入を上げるには、技術的な描写力に加えて、何もないところから新しい表現を生み出す創作力、発想力が欠かせません。
広告やグッズ制作の依頼では、文章で示されただけの抽象的なイメージから、具体的なビジュアルを組み立てる場面も多く見られます。
前例のない発想を楽しめる人ほど、こうした依頼にも柔軟に応えられ、頼れる存在として選ばれやすくなるでしょう。
イラストレーターの仕事では、クライアントとのやり取りも発生します。打ち合わせの段階で、相手が頭のなかで描いているイメージを正確に聞き出し、また確認できる力があるとスムーズです。
要望を十分に引き出せないまま制作を進めてしまうと、完成後にクライアントの意図とのズレが発覚し、修正が重なる原因になりかねません。修正の増加は納期の遅れにつながるだけでなく、クライアントとの信頼関係を損なうリスクもあります。
単発の仕事で終わらず、安定した収入を得るうえでも、コミュニケーション力はイラストレーターに欠かせないスキルといえるでしょう。
ここでは、収入に影響する代表的な2つのスキルを解説します。
ゼロから生み出す創作力
イラストレーターを志す人は多く、似たようなタッチの作品も市場にあふれています。そのため、収入を上げるには、技術的な描写力に加えて、何もないところから新しい表現を生み出す創作力、発想力が欠かせません。
広告やグッズ制作の依頼では、文章で示されただけの抽象的なイメージから、具体的なビジュアルを組み立てる場面も多く見られます。
前例のない発想を楽しめる人ほど、こうした依頼にも柔軟に応えられ、頼れる存在として選ばれやすくなるでしょう。
コミュニケーションスキル
イラストレーターの仕事では、クライアントとのやり取りも発生します。打ち合わせの段階で、相手が頭のなかで描いているイメージを正確に聞き出し、また確認できる力があるとスムーズです。
要望を十分に引き出せないまま制作を進めてしまうと、完成後にクライアントの意図とのズレが発覚し、修正が重なる原因になりかねません。修正の増加は納期の遅れにつながるだけでなく、クライアントとの信頼関係を損なうリスクもあります。
単発の仕事で終わらず、安定した収入を得るうえでも、コミュニケーション力はイラストレーターに欠かせないスキルといえるでしょう。
イラストレーターの将来性
イラストレーターとして活動を続けるうえで、この先の仕事の見通しが気になる人も多いでしょう。
ここでは、今後の動向を左右する2つの視点から将来性を解説します。
近年は、生成AIの普及により、簡単なイラストであれば、人の手を借りずに安く早く作れるようになってきました。SNS用バナーや記事のアイキャッチなど、これまで人が手がけていた量産系の案件は、すでに生成AIによる作成に置き換わりつつあります。
その結果、人間に依頼される仕事は、AIでは代替しにくい領域へと絞られていく可能性があるでしょう。たとえば、独自の作家性やストーリー性を込めた表現、専門性の高いキャラクターデザインなどは、人間にしか生み出せない価値として需要が残ると考えられています。
こうした流れから、案件の質によって仕事量や収入差が大きく開く「二極化」が進むことも予想されます。
スマホゲームや家庭用ゲームにおける、キャラクターデザインやコンセプトアートの需要は、年々拡大傾向にあります。
また、個人や少人数チームによるゲーム開発が広がったことで、大手企業だけでなく個人クリエイターへの発注機会も増えてきました。
企業のバーチャルイベントやデジタル店舗など、メタバースやバーチャル空間向けのビジュアル制作といった新しい領域でも、人間の感性を活かしたイラストが求められています。
こうした市場の広がりを踏まえると、AIによる代替が難しい感性依存の分野を中心に、イラストレーターの活躍の場は今後さらに増えていくと考えられるでしょう。
ここでは、今後の動向を左右する2つの視点から将来性を解説します。
二極化が進む可能性がある
近年は、生成AIの普及により、簡単なイラストであれば、人の手を借りずに安く早く作れるようになってきました。SNS用バナーや記事のアイキャッチなど、これまで人が手がけていた量産系の案件は、すでに生成AIによる作成に置き換わりつつあります。
その結果、人間に依頼される仕事は、AIでは代替しにくい領域へと絞られていく可能性があるでしょう。たとえば、独自の作家性やストーリー性を込めた表現、専門性の高いキャラクターデザインなどは、人間にしか生み出せない価値として需要が残ると考えられています。
こうした流れから、案件の質によって仕事量や収入差が大きく開く「二極化」が進むことも予想されます。
ゲームやエンタメ業界の需要が高まっている
スマホゲームや家庭用ゲームにおける、キャラクターデザインやコンセプトアートの需要は、年々拡大傾向にあります。
また、個人や少人数チームによるゲーム開発が広がったことで、大手企業だけでなく個人クリエイターへの発注機会も増えてきました。
企業のバーチャルイベントやデジタル店舗など、メタバースやバーチャル空間向けのビジュアル制作といった新しい領域でも、人間の感性を活かしたイラストが求められています。
こうした市場の広がりを踏まえると、AIによる代替が難しい感性依存の分野を中心に、イラストレーターの活躍の場は今後さらに増えていくと考えられるでしょう。
イラストレーターの年収に関するよくある質問
イラストレーターの年収について、人によって気になるポイントはさまざまです。
ここでは、よくある質問をまとめました。
イラストレーターは実力によって収入が変動する職種であり、未経験からでも技術次第で収入を伸ばせる可能性があります。
ソフトの操作スキルや画力があれば、実務経験がなくても採用されるケースは少なくありません。ただし、いきなり高単価の案件を狙うのは現実的ではないでしょう。
まずは、比較的受注しやすい案件からコツコツと実績や評価を積み重ね、段階的に単価を上げていくことが、着実に収入を伸ばすポイントです。
フリーランスのイラストレーターは、案件の獲得数によって収入が左右されやすく、駆け出しの時期は一般的な会社員よりも収入が低い傾向にあります。
一方で、スキルと実績を積んだフリーランスのなかには、会社員の平均年収を上回る収入を得ている人も珍しくありません。案件をコンスタントに受注できるようになれば、働く時間や量を自分でコントロールしながら、より高い収入につなげることも可能です。
なお、高収入を目指すには、いきなりフリーランスとして独立するのではなく、まずは会社員として組織のなかで経験や実績を積み、その後独立するという段階的なキャリアの方が安定しやすいでしょう。
厚生労働省「job tag」のデータによると、就職しているイラストレーターの年収は年齢とともに緩やかに上昇し、50~54歳において約640万円でピークを迎えます。
経験やスキルの積み重ねが、年収の伸びにつながっていると考えられるでしょう。
ただし、イラストレーターはスキルと収入が直結しやすい仕事であり、年齢を重ねれば自然に年収が上がるわけではありません。年齢よりも経験によって培われたスキルや実績が、収入に影響する傾向にあります。
ここでは、よくある質問をまとめました。
未経験から高収入は目指せる?
イラストレーターは実力によって収入が変動する職種であり、未経験からでも技術次第で収入を伸ばせる可能性があります。
ソフトの操作スキルや画力があれば、実務経験がなくても採用されるケースは少なくありません。ただし、いきなり高単価の案件を狙うのは現実的ではないでしょう。
まずは、比較的受注しやすい案件からコツコツと実績や評価を積み重ね、段階的に単価を上げていくことが、着実に収入を伸ばすポイントです。
フリーランスのほうが会社員より高収入?
フリーランスのイラストレーターは、案件の獲得数によって収入が左右されやすく、駆け出しの時期は一般的な会社員よりも収入が低い傾向にあります。
一方で、スキルと実績を積んだフリーランスのなかには、会社員の平均年収を上回る収入を得ている人も珍しくありません。案件をコンスタントに受注できるようになれば、働く時間や量を自分でコントロールしながら、より高い収入につなげることも可能です。
なお、高収入を目指すには、いきなりフリーランスとして独立するのではなく、まずは会社員として組織のなかで経験や実績を積み、その後独立するという段階的なキャリアの方が安定しやすいでしょう。
年齢によってイラストレーターの年収に違いはありますか?
厚生労働省「job tag」のデータによると、就職しているイラストレーターの年収は年齢とともに緩やかに上昇し、50~54歳において約640万円でピークを迎えます。
経験やスキルの積み重ねが、年収の伸びにつながっていると考えられるでしょう。
ただし、イラストレーターはスキルと収入が直結しやすい仕事であり、年齢を重ねれば自然に年収が上がるわけではありません。年齢よりも経験によって培われたスキルや実績が、収入に影響する傾向にあります。
イラストレーターで高収入を目指すなら「キャラ転」がおすすめ
イラストレーターの年収は個人差が大きいものの、単価の高い業界を選ぶ、スキルを掛け合わせるといった工夫次第で、収入アップを狙える職種です。
今後はAIの普及によって仕事の二極化が進むと見られる一方、ゲームやエンタメ業界の需要は拡大を続けています。こうした状況を踏まえると、まずは経験を積みながら着実にステップを踏んでいくキャリアの築き方が、収入・将来性の両面で堅実な選択といえるでしょう。
イラストレーターで年収アップを目指すなら、キャラクター業界に特化した求人サイトの「キャラ転」がおすすめです。ぜひ活用してみてください。
今後はAIの普及によって仕事の二極化が進むと見られる一方、ゲームやエンタメ業界の需要は拡大を続けています。こうした状況を踏まえると、まずは経験を積みながら着実にステップを踏んでいくキャリアの築き方が、収入・将来性の両面で堅実な選択といえるでしょう。
イラストレーターで年収アップを目指すなら、キャラクター業界に特化した求人サイトの「キャラ転」がおすすめです。ぜひ活用してみてください。
この記事の監修者
山田圭佑
国家資格キャリアコンサルタント/ファイナンシャル・プランナー。沖縄県庁職員として18年間奉職後、コロナ禍を機に人生を見つめ直し、キャリアチェンジ。現在は「KYお金と仕事の相談所」の所長として、子ども~子育て世代の支援を中心に幅広く活動を行っている。個人向けの就職・転職支援、家計改善指導、投資セミナーなどを得意とし、業務に関連するウェブコラムの執筆、監修も多数行っている。
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