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声優になるのが難しいといわれる理由や夢を諦めないためのキャリア戦略

声優になるのが難しいといわれる理由や夢を諦めないためのキャリア戦略
声優は人気の職業ですが、目指すことが難しいともいわれています。実際に、競争率の高さやデビューまでの長い下積み期間、収入の不安定さなど、乗り越えるべき壁は少なくありません。声優の現実を知り、自分に合った進み方やキャリアの選択肢を持つことが大切です。

本記事では、声優になるのが難しいといわれる理由を挙げたうえで、夢を諦めずに活躍し続けるためのキャリア戦略について解説します。これから声優を目指したい方はもちろん、声優の道を諦めるべきか迷っている方はぜひ参考にしてください。

声優になるのが「難しい」といわれる4つの理由

声優になるのが「難しい」といわれる4つの理由
声優は憧れを持つ方が多い一方で、「目指すのが難しい」といわれることも多い職業です。難しい理由として、以下が挙げられます。

✅競争率がきわめて高い世界だから
✅デビューまでに時間がかかるから
✅収入が不安定な期間が長いから
✅実力以外の要素も求められるから

それぞれについて、以下で詳しく見ていきましょう。

競争率がきわめて高い世界だから


声優が難しいといわれる大きな理由は、志望者の数に対して、活躍できる枠が圧倒的に少ない点にあります。アニメやゲームの人気が高まったことで、声優は「憧れの職業」として定着しました。

その結果、全国で声優の専門学校や養成所には毎年多くの志望者が集まります。しかし、そこでスキルを磨いたからといって、必ずしも事務所に所属できるわけではありません。事務所の所属オーディションに合格できる人はごく一部であり、さらに所属後も実際にプロとして活動できる人数は限られています。

声優としてのスタートラインに立つまでの段階で、高い競争を勝ち抜く必要がある点が、声優になることの難しさにつながっていると考えられるでしょう。

デビューまでに時間がかかるから


声優になるには、発声法や呼吸法、滑舌、表現力などの基本スキルを、段階的に身につけていく必要があります。一般的には、専門学校で2年ほど学んだあと、養成所で半年~3年ほど経験を積むケースが多く、デビューまでに長い時間がかかることも珍しくありません。

また、事務所所属オーディションは一度で合格できるとは限らず、何年も挑戦し続ける人もいます。仮に事務所に所属しても、すぐに仕事が決まるとは限らず、デビュー後もオーディションを受け続ける日々が続きます。

スムーズにデビューするためには、演技力や声の個性だけでなく、タイミングや人間性といった要素が影響することも多いです。努力がすぐに結果に結びつかない点も、声優の特徴といえるでしょう。

収入が不安定な期間が長いから


声優として活動を始めたからといって、すぐに安定した収入を得られる人はごく一部です。デビュー直後は仕事が少なく、自ら積極的に営業活動したり、オーディションに参加したりする必要があります。

技術向上を目的としたレッスン代、オーディション会場へ向かう交通費など、仕事を受けるための出費が増える点もデメリットです。収入や貯金が少ない状況で出費が増えてしまうと、活動の継続が難しくなるでしょう。実際に、多くの声優はアルバイトなどの労働と並行しながら活動を続けています。

声優として活動を続けるには、実力だけでなく、生活を維持しながら挑戦し続ける精神力や持久力も必要です。本気で声優を目指すのであれば、成果が出るまでの不安定な期間を受け入れ、長期的な視点で努力を続ける強い意志が重要だといえるでしょう。

実力以外の要素も求められるから


声優は演技職ではありますが、評価される要素は演技力だけではありません。近年では、SNSでの発信力やセルフプロデュース力も重視される傾向にあります。

なかには、キャラクター性やルックス、トーク力、さらにダンスやライブ配信に対するレスポンス能力など、アイドルやタレントに近いスキルを持ち、声以外の要素を武器に活躍するプロ声優もいます。時代のニーズや流行に合わせて、新しいスキルを常に身につけていく必要があるでしょう。

また、現場でのコミュニケーション力はもちろん、周囲と良好な関係を築く姿勢や継続して努力できるメンタルの強さなど、総合的な人間力が求められる世界です。こうした複数の要素が求められる点も、「声優は難しい」といわれる理由の1つといえます。

声優に向いている人・向いていない人の特徴

声優に向いている人・向いていない人の特徴
声優の仕事は、演技力や声質、歌唱力だけでなく、性格や考え方も大きく影響します。

以下では、声優に向いている人・向いていない人の特徴をそれぞれ紹介します。

声優に向いている人の特徴


声優に向いているといわれる人の主な特徴として、以下が挙げられます。

✅感受性が豊かな人
✅地道な努力を継続できる人
✅失敗を経験しても立ち直れる人
✅コミュニケーション力が高い人
✅人前で表現することを楽しめる人

声優の仕事では、キャラクターの気持ちを想像できる人ほど表現の幅が広がるでしょう。また、プロの声優になるまでには長い下積みの時間がかかることが多いですが、それでも努力を続けられる人は、大きな強みを持っています。

失敗を経験しても落ち込まず、自分の課題を冷静に分析しながら次に活かせる人ほど、成長しやすいといえるでしょう。

アフレコ現場では、監督や音響スタッフ、共演者など、多くの人と関わります。指示の意図を正確に汲み取り、柔軟に対応できる力は、信頼される声優になるために必要です。さらに、エンターテイナーな気質がある人は、楽しみながら活動を続けられる傾向があります。

声優に向いていない人の特徴


声優に向いていないといわれる人の主な特徴として、以下が挙げられます。

✅長期間結果が出ない状況に耐えられない人
✅プレッシャーで心身に負担を感じやすい人
✅主体的に動けない人

発声や演技力そのものよりも、強いプレッシャーのかかる環境で心身に大きな負担を感じやすい人は、声優の道を続けることが難しくなる傾向があります。ネガティブな気持ちを引きずると、仕事のパフォーマンスに影響が出てしまうでしょう。

技術面は努力によって向上できますが、精神的な消耗があまりにも激しい場合は、無理に声優にこだわる必要はありません。別の形でキャラクター業界に関わる道を検討することも、選択肢の1つです。

また、声優は、仕事を待つだけではなく、自らチャンスを掴みにいく姿勢が求められる世界です。多くのプロ声優が、ライバルに負けないよう日々努力を重ねているため、受け身の姿勢では厳しく感じるでしょう。

声優になれなかった人たちの「その後」

声優になれなかった人たちの「その後」
声優を目指したものの、最終的に別の道を選ぶ方は少なくありません。

以下では、声優になれなかった人たちが直面しやすい現実と、その後の選択について解説します。

「声優修行」の時間が転職のハードルになる現実


声優を本気で目指す人の多くは、20代の大半を専門学校や養成所、オーディションに費やします。しかし、20代後半や30代になって「やはり声優として活動を続けるのは難しい」と気づいた場合、一般企業への転職難易度は急激に上がるのが現実です。

声優として身につけた演技力や発声スキルは、専門性が高い一方で、別の業界では直接的な実務経験として評価されにくいケースが多くあります。その結果、履歴書に書ける職歴がほとんどないまま、未経験で就職活動を始めることになるでしょう。

声優を目指すのであれば、活動を続けながらも、別の業種で即戦力となるスキルを並行して磨くなど、将来の選択肢を残しておくことが大切です。

修行で得たスキルを「無駄」にしないために


声優を目指してきた時間が、すべて無駄になることはありません。発声や滑舌、表現力、現場での礼儀などは、ほかの職種でも十分に活かせるスキルです。

例えば、以下のような仕事では声優になるために鍛えた「声」が大きな武器になる場合があります。

✅営業
✅接客業
✅講師業
✅司会業
✅配信活動業(Vチューバーなども含む)

声優に求められる演技力(キャラの心情を読み取り、表現する力)は、そのまま顧客のニーズを汲み取る能力や共感力にも応用できるでしょう。このような視点を持って転職活動をすると、自分の長所を見つけやすく、自信を持ちやすくなります。

大切なのは、夢を追いながらも、自分の市場価値を客観的に見極め、別のステージで情熱を活かす準備をしておくことです。

実際に、一般企業に就職しながらも、空いた時間で配信活動を行ったり、副業としてナレーションや声優の仕事を続けたりする方もいます。声優になれなかったからといって、その挑戦が失敗だったとは限りません。過去の経験をどう活かすかによって、その後のキャリアは大きく変わっていきます。

キャラクターを支える情熱を別の仕事で活かすという選択

キャラクターを支える情熱を別の仕事で活かすという選択
声優として活動することが難しいと感じたとしても、キャラクターに関わる夢まで諦める必要はありません。

以下では、声優として演じる側に立たなくても、キャラクターを支える情熱を活かせる選択肢について解説します。

「演者」から「支え手」へのシフトが拓く未来


声優の道が難しいと感じても、キャラクター業界で働く夢を諦める必要はありません。実際に、制作やマネジメント、広報など、 「声優への深い理解」が現場のプロから高く評価される職種は多く存在します。

例えば、声優事務所のスタッフとして働けば、声優と日常的に関わりながら業界を支える業務に携われます。また、マネージャーになると、アフレコ現場への同伴やスケジュール管理、仕事の調整などを通して、声優を間近でサポートする役割を担うことが可能です。声優を目指してきた経験があればこそ、キャスティングの提案やアドバイスをしながら、演者を支える存在になれるでしょう。

「演者」から「支え手」へと立場を変えることで、キャラクター業界に関わり続けるという将来の可能性が広がるケースもあります。

「声優を目指した経験」は現場で重宝される


養成所やオーディションで培った「台本の読み解き方」や「現場の作法」は、演者としてだけでなく、制作側の仕事でも即戦力となる知識です。作品づくりの流れや、アフレコ現場で何が行われているのかを理解していることは、大きな強みになります。

例えば、制作進行は監督や演出家、アニメーターなど多くのスタッフの間に立ち、制作スケジュールを管理・調整するポジションです。日程管理や素材の受け渡しだけでなく、アフレコが円滑に進むように声優のスケジュールを調整するなど、現場全体を見渡す役割を担います。

声優として現場を経験していれば、演者側の動きや負担を理解したうえで調整ができるため、より実践的なサポートが可能になるでしょう。

また、キャスティングの仕事も、声優と深く関わる職種であり、作品の世界観に合った声優を選定します。どのような声質や演技が求められるのかを具体的にイメージできる人材は、現場で重宝されるはずです。

難しさを知ったうえで一歩を踏み出そう

難しさを知ったうえで一歩を踏み出そう
声優は、競争率の高さやデビューまでの長さ、収入の不安定さなどから、目指すのが難しいといわれる職業です。声優になりたいという強い意志があったとしても、必ずしも活躍できるとは限りません。声優の仕事を続けられなかったとしても、制作やマネジメントなど、キャラクターを支える立場で活躍する道は存在します。

発声や演技、現場での立ち振る舞いなど、声優を目指してきた経験そのものは、さまざまな仕事で活かせる貴重なスキルです。声優として仕事を続けることの難しさを知ったうえで、夢への第一歩を踏み出しましょう。

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この記事の監修者

山田圭佑
国家資格キャリアコンサルタント/ファイナンシャル・プランナー。沖縄県庁職員として18年間奉職後、コロナ禍を機に人生を見つめ直し、キャリアチェンジ。現在は「KYお金と仕事の相談所」の所長として、子ども~子育て世代の支援を中心に幅広く活動を行っている。個人向けの就職・転職支援、家計改善指導、投資セミナーなどを得意とし、業務に関連するウェブコラムの執筆、監修も多数行っている。