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グラフィックデザイナーとCGデザイナーの違いとは?項目別に徹底比較

グラフィックデザイナーとCGデザイナーの違いとは?項目別に徹底比較
グラフィックデザイナーとCGデザイナーは、どちらもデザイン職として人気の高い職種ですが、実際には仕事内容や求められるスキル、キャリアの広がり方まで大きく異なります。仕事を探すなかで、「どちらが自分に向いているのかわからない」と悩む人もいるのではないでしょうか。

本記事では、グラフィックデザイナーとCGデザイナーの違いを解説し、仕事内容・使用ソフト・年収の考え方を比較します。クリエイティブな仕事への就職・転職を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

グラフィックデザイナーとCGデザイナーの根本的な違い

グラフィックデザイナーとCGデザイナーの根本的な違い
グラフィックデザイナーとCGデザイナーは、どちらもパソコンを用いてビジュアル表現を制作する点は共通していますが、担当する領域は大きく異なります。最大の違いは、「平面のデザイン」を扱うか、「立体の表現」を構築するかという点です。

以下では、それぞれの特徴を詳しく解説します。

グラフィックデザイナー:平面(2D)で情報を伝えるプロ


グラフィックデザイナーは、おもに2次元のビジュアルを扱う職種です。制作物の代表例としては、以下が挙げられます。

✅ポスター
✅チラシ
✅ロゴ
✅パンフレット
✅パッケージデザイン
✅バナー広告
✅Webサイトのデザイン

役割の軸となるのは、「情報をわかりやすく、魅力的に伝えること」です。色や文字(タイポグラフィ)、レイアウトなどを駆使し、視覚的な美しさと情報整理の両立を目指します。単にかっこいいデザインを作るのではなく、「誰に何をどのように伝えるか」を考え抜くことが大切です。

また、企業の公式サイトやECサイト、広告クリエイティブなどを任せる目的で、グラフィックデザイナーを募集する企業も増えています。広告代理店や制作会社、事業会社などで活躍するケースが一般的です。デザインの王道ともいえる職種であり、レイアウト力や配色センス、情報設計力が問われます。

CGデザイナー:立体(3D)や動きを作り出す職人


CGとは、コンピューター上で作られた映像やアニメーション、立体表現の総称です。CGデザイナーは、専用ソフトを使って3次元のモデル(キャラクターや背景など)を制作し、そこに質感や光、影、動きを加えていきます。ゲームや映画、アニメ、CM、遊技機映像など、エンターテイメントの幅広い分野で活躍しています。

近年のゲーム作品では、高精度な3Dモデルやリアルなライティング技術が用いられるケースが多く、映画分野でもCG技術が作品の世界観そのものを支える重要な要素となっています。

CGデザイナーには、デザインの美的センスに加えて、立体構造の理解や物理的な動きの再現力が求められます。職種や担当領域によっては、プログラミングやエンジニアリングの知識が役立つ場面もあります。

グラフィックデザイナーが「平面のなかで魅せる仕事」だとすれば、CGデザイナーは「仮想空間のなかに実在感を生み出す仕事」といえるでしょう。

仕事内容・使用ソフト・求められるスキルの比較

仕事内容・使用ソフト・求められるスキルの比較
以下では、グラフィックデザイナーとCGデザイナーの違いを、「仕事内容」「使用ソフト」「求められるスキル」の3つの観点から詳しく解説します。

どちらもデザイン職ではありますが、制作の対象や工程が異なるため、実際の作業内容や必要な能力には大きな違いがあります。

グラフィックデザイナーの領域と必須ツール


ラフィックデザイナーのおもな仕事は、平面媒体のビジュアル設計です。紙媒体・Web媒体を問わず、以下のような幅広い2Dデザインを担当します。

✅雑誌やパンフレットの誌面構成
✅アニメ・ゲーム作品のパッケージデザイン
✅キャラクターの等身大パネル用ビジュアル制作
✅広告バナーやSNS用ビジュアル
✅店舗ポスター・チラシ制作

紙媒体の仕事では、印刷方式や紙の種類、インクの扱い方などの知識も求められます。

また、グラフィックデザイナーのおもな使用ツールは以下のとおりです。

✅Adobe Illustrator(ロゴ・レイアウト制作)
✅Adobe Photoshop(画像加工・合成)
✅Adobe InDesign(誌面レイアウト)

グラフィックデザイナーの仕事では、トレンドを読み取る感性や、コンセプトをビジュアルに落とし込む表現力などが重要視されます。企業のブランド戦略やターゲット層を理解したうえでデザインを組み立てる必要があり、コミュニケーション能力も重要なスキルの1つといえるでしょう。

CGデザイナーの領域と必須ツール


CGデザイナーは、3D空間のなかで立体や動きを制作する専門職です。制作現場では分業制が進んでおり、以下のように担当領域が細かく分かれています。

✅モデラー(キャラクターや背景などの立体モデルを作成)
✅リガー(モデルに骨組みを入れて動かせる状態にする)
✅アニメーター(キャラクターやオブジェクトに動きを付ける)
✅エフェクトデザイナー(炎・煙・爆発などの特殊効果を制作)
✅ライティング・レンダリング担当(光の演出や最終的な映像出力を担う)

ゲームや映像作品では、リアルな質感や自然な動きが求められ、映画分野では大規模なVFX制作が行われるケースもあります。高度なCG技術は、作品の世界観や没入感を支える重要な要素です。

CGデザイナーの制作現場では、以下のような高度な3Dソフトやツールが中心に使われます。

✅Autodesk Maya
✅3ds Max
✅Blender
✅Unity(ゲームエンジン・実装環境)

これらのツールは操作の専門性が高く、ソフトや制作環境の進化も早いため、継続的に学習し続ける姿勢が求められます。また、立体構造を正確に把握する空間認識能力や、物理的な動きへの理解も重要です。基礎から学ぶ方法としては、専門学校やデザイン系スクールで体系的に学ぶ選択肢もあります。

どっちが稼げる?年収相場と市場価値の違い

どっちが稼げる?年収相場と市場価値の違い
以下では、グラフィックデザイナーとCGデザイナーの年収相場や市場価値の違いについて解説します。

平均年収は大きく変わらないものの、収入の伸び方や評価されるポイントに違いがあります。

グラフィックデザイナーの年収


厚生労働省が運営する「job tag」によると、グラフィックデザイナーの平均年収は約483.9万円です。
引用元:厚生労働省|job tag グラフィックデザイナー

ただし、実際の収入は所属先によって大きく変動します。大手広告代理店や大規模制作会社では比較的高年収を狙いやすい一方、中小制作会社や地方企業では低めのスタートになることもあります。企業規模や担当する案件の規模によって差が出やすい職種です。

一方で、グラフィックデザインは汎用性が高く、副業やフリーランスとして独立しやすい特徴があります。クラウドソーシングやSNS経由で案件を獲得する人も多く、個人の実力が収入に直結しやすい点が魅力です。しかし、修正対応が重なると労働時間が長くなる点もあり、労働時間は不規則になりやすい傾向があります。

CGデザイナーの年収


CGデザイナーについても、「job tag」では平均年収は約483.9万円とされており、グラフィックデザイナーと大きな差はありません。
引用元:厚生労働省|job tag CGデザイナー

しかし、CG分野は高度な技術力が収入に直結しやすい職種です。長年培ったスキルや経験が高く評価されると、収入アップが期待できるでしょう。モデリング技術やエフェクト制作スキルなどの専門性が高まるほど、市場価値は上がります。

ゲーム業界やVFX業界では、高度なスキルを持つ人材が常に不足しており、CGデザイナーは希少価値が高い職業といえるでしょう。メタバース市場の拡大に伴い、3D技術者の需要は今後さらに加速し、年収アップのチャンスも増える可能性があります。

今後の将来性と需要の広がり


近年は、AIや自動生成ツールの進化により、CGを比較的簡単に制作できる環境も整いつつあります。

誰でも簡単にCGデザインを作れる時代になった場合、重要になるのは「代替困難な希少性」です。ハイレベルな造形力や魅力的な世界観を設計するアイデアといった、ツール操作以上のスキルが武器になるでしょう。一方、グラフィックデザインは「あらゆる業界で必要とされる」という圧倒的な汎用性があります。

また、VR・AR技術の発展により、2Dデザインを3D空間へ最適化するスキルも求められています。今後は、2Dと3Dの境界がより曖昧になり、両方の知識を持つクリエイターが重宝される時代になる可能性が考えられるでしょう。

グラフィックデザイナーとCGデザイナーの向いている人の特徴

グラフィックデザイナーとCGデザイナーの向いている人の特徴
以下では、グラフィックデザイナーとCGデザイナー、それぞれに向いている人の特徴を解説します。

自分の性格や好きな作業の傾向から考えることが大切です。

グラフィックデザイナーに向いている人


グラフィックデザイナーは、以下のような特徴がある人に向いています。

✅配色やレイアウトにこだわりがある人
✅情報の取捨選択が得意な人
✅トレンドに敏感な人

色の組み合わせや余白のバランスに敏感で、細部までこだわりを持てる人は、大きな強みとなるでしょう。また、広告やWebデザインでは、限られたスペースに情報を整理する必要があります。「何を目立たせるか」「何を削るか」を判断できる論理的思考力が必要です。

また、グラフィックデザイナーは、流行を敏感にキャッチする力も欠かせません。「今、何がかっこよいか」を察知し、トレンドを平面で表現することに喜びを感じる人には向いている仕事です。

CGデザイナーに向いている人


CGデザイナーは、立体物や空間、動きを作り出す専門職です。以下のようなタイプの人に向いています。

✅立体物を作るのが好きな人
✅観察力が鋭い人
✅コツコツ作業が苦にならない人

プラモデル制作や彫刻のように、形を組み立てていく作業に没頭できる人は適性があります。平面よりも奥行きや構造に興味がある人に向いている仕事です。また、リアルなCGを作るには、光の当たり方、影の落ち方、物体の質感、重力のかかり方などを理解する必要があります。日常の物理現象に目を向けられる人は強みになるでしょう。

CGデザイナーの作業は、地道な調整の連続です。ポリゴン数の調整、細かな修正、レンダリング設定など、細かな作業を積み重ねられる忍耐力が不可欠といえます。

グラフィックデザイナーからCGデザイナー(または逆)への転身は可能?

グラフィックデザイナーからCGデザイナー(または逆)への転身は可能?
実際の制作現場では、2Dと3Dは完全に分断されることはありません。プロジェクトのなかで両者が密接に関わる場面は多く、基礎力があればキャリアチェンジは現実的な選択肢になります。

以下では、転身の可能性と強みになるポイントを解説します。

共通する「デザインの基礎」という武器


グラフィックデザイナーとCGデザイナーは、以下のように共通する基礎スキルが存在します。

✅「ユーザーの体験」を設計する視点
✅色彩感覚
✅構図の取り方

どちらもデザインを視覚的に伝える仕事です。単にデザインを作るだけではなく、「ユーザーがどう感じるか」を設計します。美しさや世界観を視覚的に伝える点は、共通しているといえるでしょう。そのため、色彩・構図感覚といったデザインの基礎を身につけていれば、ツールの違いを乗り越えることは可能です。

近年では、2Dの感性を活かした3Dモデリングや、3D空間を前提にしたUIデザインなど、両方の領域を理解しているクリエイターの需要が高まっています。制作現場では、グラフィック担当とCG担当が密に連携しながらプロジェクトを進めるケースも多いといわれています。互いの領域を理解している人材は、現場で重宝されるでしょう。

キャラクター業界なら両方のスキルが重宝される


ゲームのUI(2D)とキャラモデル(3D)を調和させる際、両方の視点を持つ人材は重宝されるでしょう。特にキャラクター業界では、職種を跨いだ連携が多くなっています。一方の知識を持ったままもう一方へ挑戦することは、キャリアの幅を広げ、市場価値を大きく高める強力なステップアップとなるでしょう。

グラフィックデザイナーまたはCGデザイナーのどちらかに絞るのではなく、両方のスキルを身につけるという視点を持つことが、これからの時代のキャリア戦略といえます。

自分にぴったりのデザイン職を見つけるなら「キャラ転」がおすすめ

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グラフィックデザイナーは、平面上で情報をまとめて伝える仕事です。一方でCGデザイナーは、立体空間を構築し、世界観を生み出す仕事を指します。どちらもセンスと技術は必要ですが、作業内容や領域が異なります。

配色やレイアウトにこだわりたい人や、トレンドに敏感な人はグラフィックデザイナー向きです。「キャラクターや空間を立体的に作りたい」という人はCGデザイナーに向いているでしょう。没頭できる分野を選ぶことが、スキル向上につながります。

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