コスプレを仕事にできるの？具体的な仕事内容や注意点を紹介

趣味や好きなことを仕事にできたら、人生がもっと充実するはずです。コスプレを仕事にできるのか疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。コスプレは仕事にすることもでき、最近では撮影会の開催やイベントの出演、事務所に所属するなど、働き方もさまざまです。

本記事ではコスプレを仕事にしたときの仕事内容や知っておきたいポイント、注意点についてご紹介します。

まずは「職業としてのコスプレイヤー」とはどのようなものなのか見ていきましょう。

主な活動

アニメや漫画、ゲームのキャラクターになりきり、それを求める人々のニーズに応えることで仕事につながります。たとえばイベントや撮影会への出演、プロモーション活動やアイドル活動、配信動画への出演などが主な活動となるでしょう。

日本のアニメカルチャーは世界各国で人気です。動画配信でコスプレを仕事にすれば、外国に住んでいるファンからの人気も得られるかもしれません。また中にはオリジナルのコスプレを仕事にしている方もいます。

仮装との違い

コスプレと仮装の違いはあいまいで、オリジナルのコスプレを仮装と呼ぶ方もいるでしょう。基本的な定義としては、アニメ・ゲーム・漫画などの「キャラクターを真似た変装」のことを「コスプレ」と呼びます。バンドのライブでメンバーの衣装を真似る人もコスプレイヤーの一種です。オリジナルのコスプレをする方は仮装だと思われがちですが、オリジナルのキャラクターが確立されていれば、コスプレと見なされます。

コスプレは「そのキャラクターを真似ること」であるため、オリジナルのキャラクターが確立されている場合は、オリジナルキャラクターのコスプレであり、仮装ではありません。仮装とは日常とは異なる自分を演出して楽しむ行為とされています。また特定のキャラクターへの変装でなくても良く、完成度よりも「変装をする行為」を楽しむものです。

やりがい

仕事でコスプレをするやりがいとは、「キャラクターになりきれること」です。服装はもちろん、仕草や口調、立ち振る舞いなどを好きなキャラクターに近づけて表現できます。アニメやゲームの中にしか存在しないキャラクターを、現実の世界で表現できることはコスプレイヤーにとって、大きなやりがいの一つとなります。

向いている人

コスプレを仕事にするのに向いている人の特徴は次のとおりです。

● 多くの人に見られることに抵抗がない人
● コミュニケーション能力がある人
● コスプレ用の衣装や小物を作る器用さがある人
● こだわりの強い人

コスプレイヤーは基本的に人目に触れることが前提の仕事です。そのため多くの人に見られることに抵抗がない人、コミュニケーション能力が高い人に向いています。もしコスプレ用の衣装を自作しなければならないのであれば、手先の器用さも欠かせない能力です。

また「キャラクターになりきる」ことが必要であるため、こだわりの強い人に向いている仕事でもあります。細部までキャラクターを再現できるこだわりがあれば、完成度の高いコスプレを実現できます。

コスプレは仕事として成立します。コスプレが好きで仕事にしたいと考えている方であれば、次のような4つの方法が考えられるでしょう。

撮影会への参加

最初の方法としては、撮影会に参加することが挙げられます。コスプレを仕事にしている方は、多くのケースで写真撮影会を開いており、その会費や報酬によって収入を得ています。企業に属さず、SNSで集客をしながら活動している方も。自身のファンが増えれば、1時間あたり4,000円ほどの報酬を得られる撮影会を開催することも可能です。

コスプレが好きな方であれば、コスプレ姿を写真におさめてもらう喜びがあるかもしれません。また同じキャラクターが好きな方とコミュニケーションを取れることもやりがいの一つといえます。

写真集やDVDの販売

コスプレイヤーの中には写真集やDVDの販売によって収入を得ている方もいます。写真集は個人でも制作できるため、自らカメラマンに依頼し、写真集を出版する方も少なくありません。反対に、カメラマンが費用を負担して、コスプレイヤーにモデルを依頼するケースもあります。DVDでも同様です。コスプレを仕事にしている方の多くが、写真集やDVDの販売によって収入を得ています。コスプレ好きな方の仕事として、代表的な方法の一つです。

カフェやバーなどでのアルバイト

カフェやバーなど、コスプレをテーマにしている場所でアルバイトをする方法もあります。代表的なものがメイド喫茶ですが、アニソンカフェやコンカフェも選択肢のひとつです。店舗で働けば通常のアルバイト店員と同じように、時給制で収入が得られます。毎日コスプレ姿で勤務することになるため、「メイドになりたい」「好きなキャラクターになりきりたい」と思われる方にとっては好条件の仕事の一つとされています。

事務所への所属

コスプレイヤーとして事務所に所属するのも有効な選択肢の一つです。企業の中にはコスプレを事業活動としているところもあり、テレビや映画、雑誌、ラジオ、YouTubeなどでの活躍が期待できます。アニメやゲームの公式コスプレイヤーとして活動することも現実的な目標となります。

たとえば男性用雑誌の表紙を飾っているコスプレイヤーは、事務所に所属している方です。より多くの人の目に触れたい、より広い活躍の場を手にしたいと思われているなら、事務所所属のコスプレイヤーになることをおすすめします。

コスプレは趣味を仕事として活かせる夢のある職業ですが、仕事とするなら次のようなことに注意しましょう。

● スタイル維持のための努力が必要であること
● 体力を使う仕事であること
● 収入が安定しない可能性があること
● 年齢とともに収入が低くなる可能性があること
● 出費も多い傾向があること

コスプレを仕事にするときの特に注意すべき点は、収入が安定しにくいことです。事務所に属せば給与を貰えるかもしれませんが、イベントや撮影会のみで収入を得ているなら毎月の変動が大きくなることもあります。DVDや写真集を販売しても、売れ行きにより収入は変わるでしょう。

さらにコスチュームの制作費用で出費がかさむこと、年齢によって収入が低くなる可能性があることも注意点のひとつ。体力を使う仕事であり、体型管理も必要であるため、日々の努力も必要となります。

しかし好きな方にとって、コスプレを仕事にできれば人生の充実にもつながるはずです。仕事として取り組みたいと考えている方は、以下の記事でコスプレ制作方法について解説していますので、参考にしながら夢の実現に向けて準備を始めてみましょう。

≫コスプレ衣装の制作方法とは？初心者が知りたい費用・期間や求人探しも解説

コスプレは趣味だけでなく、仕事にもできるものです。撮影会の開催やカフェでのアルバイト、事務所への所属などさまざまな働き方があります。好きなことを仕事にできれば、人生に張り合いが生まれるでしょう。

「コスプレを仕事にしたい」と思われたなら、こちらの求人情報もぜひご覧になってください。今までよりも自分らしい働き方を見つけられるかもしれません。