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動画マンと原画マンの違いとは?仕事内容・必要スキル・年収を解説

動画マンと原画マンの違いとは?仕事内容・必要スキル・年収を解説
アニメーション制作の現場では、「動画マン」と「原画マン」という2つの職種が重要な役割を担っています。しかし、両者の違いについて理解できていない方も多いのではないでしょうか。

動画マンと原画マンは、いずれもアニメーションの映像を作り上げる職種ですが、携わる工程や必要なスキルは大きく異なります。

また、キャリアパスや収入面でも違いがあるため、自分がどちらの道を目指すべきか、事前に理解しておくことが大切です。

本記事では、動画マンと原画マンそれぞれの役割・仕事内容・求められるスキルについて詳しく解説します。

アニメーターとしてのキャリアを考えるうえで、ぜひ参考にしてください。

動画マンと原画マンの違い

動画マンと原画マンの違い
アニメーターの作画工程は、大きく「原画」と「動画」の2つに分類されます。

原画マンが作品の動きの設計図となるキーポーズを描くのに対し、動画マンはカットの間を自然につなぐ「中割り」を担当する点が特徴です。

原画が動きの骨格を作り、動画がその間を埋めることで、はじめてなめらかなアニメーションが完成します。

なお、アニメーターは動画マンとしてキャリアをスタートし、経験を重ねたうえで原画マンへとステップアップしていくケースが一般的です。

それぞれの役割や特徴を理解しておくと、アニメーターを目指す際の参考になるでしょう。

以下の表では、両者の違いをまとめています。

項目動画マン原画マン
主な役割原画と原画の間をつなぐ動きの核となる絵を描く
作業の特徴指示に従って正確に描く演出意図を読み解いて表現する
キャリアアニメーターの出発点キャリアを重ねた先に目指すポジション
求められるスキル正確さ・スピード表現力・想像力


なお、アニメーターと混同されやすいイラストレーターとの違いについて、以下の記事で詳しく解説しています。気になる方はぜひ参考にしてみてください。

≫アニメーターとイラストレーターの違いを仕事内容や働き方を踏まえて解説

「キャラ転」では、アニメーション業界に特化した求人を多数掲載しているため、動画マンや原画マンとして働ける環境を探しやすいのが特徴です。気になる方は、以下より確認してみてください。


動画マンとは

動画マンとは
動画マンは、原画マンが描いたシーン同士をつなぐ中割りを担当し、静止画に動きを与えるアニメーション制作の根幹を支えるポジションです。

画面上では一瞬のシーンも、動画マンが丁寧に描いた無数の絵によって成り立っています。また、多くのアニメーターがキャリアの出発点として動画マンを経験する点も特徴です。

ここでは、動画マンの役割・仕事内容・必要なスキルについて詳しく解説します。

動画マンの役割


動画マンの主な役割は、原画マンが描いた原画をもとに「中割り」を描き、キャラクターのなめらかな動きを表現することです。

中割りとは、原画間をなめらかにつなぐ絵を指し、動画マンはタイムシートと呼ばれる指示書をもとに、各カットに必要な枚数の動画を正確に仕上げていきます。

30分のテレビアニメ1話を完成させるだけでも、複数のスタッフで3,500~4,000枚もの動画が必要とされており、動画マンの作業量は膨大です。

このように、アニメーションの背景には、動画マンが描いた数多くの絵が存在しています。こうした工程がなければ、ぎこちない動きになってしまい、自然なアニメーションになりにくくなります。

動画マンの仕事内容


動画マンの仕事は、主に原画・指示書の確認、クリーンナップの作成、中割りの作成という3つの工程で構成されます。各工程で正確さと丁寧さが求められる点が特徴です。

以下の表では、具体的な仕事内容をまとめています。


工程内容
原画・指示書の確認・タイムシートや原画をカットごとに受け取り、内容を把握する
・中割りに必要な枚数やキャラクターの動き、カメラワークなどの情報を確認する
・他のカットと混同しないよう、カット別に整理して管理する
クリーンナップの作成・原画マンが描いたラフな原画を、放送クオリティの線で丁寧に描き直す
・キャラクターの表情や髪型、服装など細かい部分まで線がズレないようにトレースする
・線の太さやバランスをカット間で統一し、作品全体のクオリティを保つ
中割りの作成・原画と原画の間をつなぐ動画を、タイムシートの指示に従って必要な枚数分描く
・前後の原画を透かしながら動きの流れを確認し、不自然な動きが生じないよう調整する
・修正が入った場合は該当箇所だけでなく、関連する動き全体を見直す


動画マンに必要なスキル


動画マンには、正確に描く画力だけでなく、現場で即戦力として働くためのスキルも求められます。特に重要なスキルは以下の2つです。

✅時間管理能力
✅細かな洞察力

動画マンが担当する動画枚数は膨大であり、期日に遅れると後工程のスタッフ全体に影響が生じる可能性があります。そのため、1枚あたりの作業時間を把握し、日頃から徹底したスケジュール管理が欠かせません。

自分の作業ペースを客観的に把握しておけば、急な対応にも余裕を持って対処しやすくなります。

また、指示通りに動きを入れるだけでなく、実際の人間の動作や表情を観察してリアリティを加える洞察力も求められます。

原画マンの意図を正確に読み取り、作品のクオリティを上げるためにも、日常の細部への観察眼を磨く習慣が大切です。

原画マンとは

原画マンとは
原画マンは、キャラクターの動きの核となる絵を描くポジションです。

動画マンとして実績を重ねたのちに目指すケースが多く、アニメーターとしてのキャリアにおける中核を担う存在といえます。

ここでは、原画マンの役割・仕事内容・必要なスキルを見ていきましょう。

原画マンの役割


原画マンの主な役割は、絵コンテをもとにキャラクターの動きを決定づける絵を描き起こす作業です。

すべての動作の絵を描くのではなく、キャラクターが振り返る際の「正面を向いた状態」と「振り返り終えた状態」のように、動きの起点と終点となるポーズを原画として表現します。

こうした特徴から、「キーアニメーター」とも呼ばれることもあります。

また、原画マンはキャラクターの芝居を作る工程と、画面の構成を決めるレイアウトを同時に担うポジションです。

原画マンの仕事内容


原画マンの仕事は、設定資料の確認から演出との確認作業、タイムシートの作成、原画の制作という流れで進むケースが一般的です。

各工程で作画監督のチェックを受けながら進めるため、丁寧さとスピードの両立が求められます。以下の表で、具体的な仕事内容を確認してみてください。

工程内容
演出・監督との確認作業・絵コンテやキャラクター設定をはじめとする資料から作品全体のイメージを把握する
・演出家や作画監督と表現方法や作品のこだわりポイントを綿密に確認する
・この段階で疑問点を解消し、認識のズレをなくす重要な工程
タイムシートの作成・レイアウト用紙にキャラクターの位置や動きの構成をおおまかに描く
・どのコマにどの絵を入れるかを記載したタイムシートをあわせて作成する
・完成したレイアウトとタイムシートは作画監督に提出し、修正対応後に次の工程へ進む
原画の作成・レイアウトとタイムシートが承認されたら、放送に使われる清書の原画を描く
・原画の遅れは後続のすべての工程に影響するため、納期を意識した作業管理が不可欠
・質の高い原画が動画マンに届くことで、作品全体のスムーズな進行とクオリティの維持につながる


原画マンに必要なスキル


原画マンには、高い画力に加えて作品の世界観を理解する力や、監督の意図を正確に汲み取る力が求められます。特に重要なスキルは以下の2つです。

✅世界観をイメージする力
✅監督の指示を理解する力

アニメーションでは、キャラクターのわずかな動きの違いがシーン全体の印象を左右します。そのため、原画マンには、作品の世界観を深く落とし込む想像力が欠かせません。

設定資料を読み込むだけでなく、作品全体の空気感を感じ取る力が、目指すべき完成イメージを実現させるポイントです。

また、演出家や作画監督の意図を正確に読み取り、原画として再現する理解力も重要です。打ち合わせで得た情報をもとに指示の背景まで汲み取れるかどうかが原画のクオリティに影響します。

完成した原画を動画マンへ引き継ぐ際には、自分の意図を絵や指示書で的確に伝えるコミュニケーションスキルも不可欠です。

動画マンと原画マンの収入の違い

動画マンと原画マンの収入の違い
動画マンと原画マンでは、担当する工程やキャリアの段階が異なるため、収入にも大きな差があります。

文化庁と経済産業省が実施した「アニメーション制作者実態調査2026」では、動画マンの平均年収は227.5万円であるのに対し、原画マンは415.2万円という結果でした。
出典:文化庁・経済産業省|「アニメーション制作者実態調査2026」

この差は約190万円にのぼり、求められるスキルや作品への関与度の違いが大きく影響していると考えられます。

動画マンは、多くのアニメーターがキャリアの出発点として経験する役割であり、経験を積みながら原画マンへとステップアップしていくケースが一般的です。

収入アップを目指すうえでも、原画マンへの昇格はアニメーターとしてのキャリアにおける大きな目標の1つといえるでしょう。

モーションデザイナーやアニメーターを目指すなら「キャラ転」がおすすめ

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アニメーターは、動画マンと原画マンの2つの役割に分かれます。動画マンは、原画と原画の間をつなぐ中割りを担当し、アニメーションのなめらかな動きを支えるポジションです。

一方、原画マンはキャラクターの動きの核となる絵を描き起こし、作品の世界観や演出を形にする高度な役割を担います。

いずれの職種も、高い画力と現場で即戦力として働くためのスキルが欠かせません。

また、多くのアニメーターが動画マンとしてキャリアをスタートし、経験を積んだうえで原画マンを目指す流れが一般的なキャリアパスです。

アニメーターを目指すなら、まずは動画マンとしての基礎をしっかりと身につける必要があるでしょう。アニメーターを目指している方は、ぜひ「キャラ転」を活用してみてください。